皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、ダイフクです!
なんだか縁起の良い名前だね!
何をしている会社なんだろう?
ダイフクは物流システム機器を製造・販売している会社です!
物流って工場からお店、お店からお客さんへ製品を運ぶことだよね?
確かにそうですね!
でもダイフクが提供しているのは工場や倉庫など建物内でのモノの移動を対象としたマテハン機器というものなんです!
マテハン機器…っていうんだね。
でも実際にどんな機器なのかイマイチ分からないなぁ。
マテハンの意味についても紹介しますね!
本日はこのダイフクについて事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- ダイフクの事業内容
- ダイフクの株主還元と業績
- ダイフクの収益性と安全性
事業内容
ダイフクはマテリアルハンドリング(マテハン)を核とするモノを動かす技術を得意とする会社で、1937年に設立されました。
「モノを動かし、心を動かす。」を経営理念に掲げ、工場や倉庫でのモノの「保管」や「搬送」「仕分け・ピッキング」などに関わる物流システム機器を提供しています。
取引先は幅広く、食品・薬品・機械などの製造業や、小売・卸・運輸・倉庫などの流通業のほか、半導体製造ライン向けや空港向けにも納入しています。
また、ダイフクの物流システム機器は世界でトップシェアを誇り、海外売上高比率は67%に及びます(2022年度)。
世界中の工場や倉庫でダイフクの物流システム機器が利用されているんだね!
ところで「マテハン」ってどういう意味のなの?
聞きなれない言葉ですよね。
物流や製造の現場でよく使われる言葉で次のような意味を持ちます。
【マテリアルハンドリング(マテハン)】
製造や物流の現場で、製品や材料などのモノを移動する作業全般のことで「積込」「搬送」「保管」「仕分け」「取出し」などを指します。
実際の現場では「マテハン」と呼ばれ、一般的には省人化や省力化につながる機器や技術のことを意味します。
人手不足の解決や生産性の向上に期待が高まっている技術です。
なるほど…
ダイフクが提供するマテハン機器は工場の省人化や生産性の向上に貢献しているんだね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2024年3月期 | 37円(予想) | 39.7% |
2023年3月期 | 110円 | 33.6% |
2022年3月期 | 90円 | 31.6% |
2024年3月期は減配予想なの?
ダイフクでは2023年4月1日付で1株につき3株の割合で株式を分割しており、実質的には僅かながら増配です!
そうだったんだね!
最近の業績はどうなんだろう?
では続いて経営成績と財政状態を確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | 24年3月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 5,122億円 | 6,019億円 | 6,050億円 |
営業利益 | 502億円 | 588億円 | 545億円 |
経常利益 | 512億円 | 597億円 | 555億円 |
当期純利益 | 358億円 | 412億円 | 405億円 |
~各期の概況~
【2023年3月期】
2022年度の経営環境は、インフレやサプライチェーンの混乱、欧米経済の減速懸念など不透明感はあるものの、物流・半導体・EV・空港などの需要は堅調に推移しました。
このような経営環境の中、ダイフクでは半導体・液晶生産ラインや空港向けが業績を牽引し、全体としても順調に伸長しました。
また利益面では、原材料費・人件費高騰の影響を受けたものの、売上高の増加や円安がカバーし、受注高・売上高・各利益がいずれも過去最高の成績となりました。
【2024年3月期(予想)】
好調だった半導体関連の反動による一時的な受注の減少とインフレ・人件費の高騰が見込まれており、増収ながら利益面では減益を予想しています。
営業利益率
22年3月期 | 23年3月期 | 同業種中央値 |
---|---|---|
9.8% | 9.8% | 7.2% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
22年3月期 | 23年3月期 | 同業種中央値 |
---|---|---|
13.1% | 13.2% | 6.6% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
2023年3月期の決算は過去最高の成績で絶好調だったんだね!
2024年3月期は減益予想ですが、人手不足を背景とした自動化の流れは続くとみられ、今後も活躍が期待できそうですね!
【財政状態】安全性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | |
---|---|---|
総資産 | 4,833億円 | 5,515億円 |
自己資本 | 2,907億円 | 3,320億円 |
流動比率
22年3月期 | 23年3月期 | 同業種中央値 |
---|---|---|
219.5% | 213.5% | 227.5% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年3月期 | 23年3月期 | 同業種中央値 |
---|---|---|
60.2% | 60.2% | 59.5% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
有利子負債を超える現金を保有しており実質無借金経営と資金繰りも安心です!
まとめ
まとめだよ!
- ダイフクは物流システム機器を提供する会社で1937年に設立。
- マテハンとは「マテリアルハンドリング」の略で拠点内で製品や材料などモノを移動する作業全般のこと。
- 2023年3月期は、半導体・液晶生産ラインや空港向けが業績を牽引し過去最高の成績。
- 2024年3月期は、好調だった半導体関連の反動とインフレ・人件費の高騰により、増収減益を予想。
- 現金が豊富で実質無借金経営と財務の安全性は高い。
以上、本日はダイフクをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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