皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、ラクスです!
ラクス…何をしている会社だろう?
「楽楽清算」って聞いたことありませんか?
俳優の滝藤賢一さんとお笑い芸人の横澤夏子さんがCMに出演している…
あ!見たことある!
部長役の滝藤さんとOL役の横澤さんのやり取りが面白いよね!
確か、経理部の横澤さんが膨大な紙でのやり取りを鬼の形相で処理していたよね(笑)
もしかしてラクスって企業のデジタル化を支える会社?
するどいですね!そうなんです!
ラクスは企業のデジタル化をサポートするITサービスを提供する会社なんです!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・ラクスの事業内容
・ラクスの株主還元と業績
・ラクスの収益性と安全性
まずは、気になる事業内容からご紹介します!
出発進行!
事業内容
ラクスは、2000年に設立されました。
「ITサービスで企業の成長を継続的に支援」することを経営ビジョンに掲げ、企業向けにクラウド事業とIT人材事業を展開しています。
クラウド事業ではクラウドサービスの開発・販売・サポートを行っており、以下のようなシステムを提供しています。
その他にも、勤怠管理システムや問い合わせメール共有・一元管理システム、販売管理システムなど企業の業務効率化や付加価値化に貢献する様々なシステムをクラウド上で提供しています。
また、IT人材事業ではITエンジニアの派遣サービスを行っており、Web開発、企業のインフラ構築・保守、機械学習など専門領域に特化したエンジニアを保有しています。
企業のデジタル化、人材不足、多様な働き方、環境への配慮などが企業の課題となる中、これからの時代に欠かせない会社なんだね!
その通りですね!
では続いて、株主への還元に対する姿勢を見ていきましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待制度は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
23年3月期 | 1.95円(予想) | 未定 |
22年3月期 | 1.9円 | 31.9% |
21年3月期 | 1.75円 | 10.8% |
MEMO
毎期増配を配当方針に掲げており、2023年3月期で11期連続の増配を計画しています。
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 153億円 | 206億円 | 273億円 |
営業利益 | 38億円 | 15億円 | 14億円 |
経常利益 | 38億円 | 15億円 | 14億円 |
当期純利益 | 29億円 | 10億円 | 9億円 |
MEMO
【2022年3月期の業績】
クラウド事業は「楽楽精算」「楽楽明細」が高成長を牽引し、またIT人材事業においても旺盛な顧客ニーズを背景に大幅な増収(前年同期比34.1%増)となりました。
しかし、営業利益以下は販売管理費が大幅に増加したことで減益(前年同期比60%前後減)となりました。
売上は好調だった一方で、販売管理費の増加が原因で減益だったんだね…
販売管理費の増加は、積極的な採用による人件費の増加や広告宣伝費の増加など成長への投資であり、実は減益も計画通りの着地なんです。
そうだったんだ!確かに売上はすごく伸びているもんね!
でも、利益の伸びもついてくるのはいつ頃からなんだろう?
MEMO
【今後の業績の見通し】
2023年3月期も引き続き、人件費や広告宣伝費など販売管理費の増加が計画されており、増収減益を予想しています。
2026年までの中期経営計画によれば2023年3月期を底に、それ以降は増益となる見込みで最終年度である2026年3月期には純利益100億円を目指しています。
先行投資がかかっても売上が順調に伸びていけば、それに伴い主力である「楽楽精算」や「楽楽明細」などから安定したストック収益が期待できます!
そっか!
一度契約してもらえば、あとは安定的に収入が入ってくるんだね!
もちろん、継続的なサービスの品質向上に努めて低い解約率を維持することが重要ですが、ストック収益はラクスの強みと言えますね!
営業利益率
21年3月期 | 22年3月期 | 情報・通信業中央値※ |
---|---|---|
25.3% | 7.7% | 8.6% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年3月期 | 22年3月期 | 情報・通信業中央値※ |
---|---|---|
45.1% | 13.1% | 11.1% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 114億円 | 117億円 | 126億円 |
自己資本 | 78億円 | 86億円 | 87億円 |
流動比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 |
---|---|---|
237.9% | 282.8% | 244.1% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 |
---|---|---|
68.4% | 73.6% | 69.0% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
流動比率は200%を超え自己資本比率についても70%前後で推移しています。
有利子負債もほぼ無く財務は鉄壁です。
成長性もあって安定感抜群ってすごいね!
そうですね!
では最後に2023年3月期の中間決算の内容を確認しましょう!
2023年3月期中間決算の内容
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
127億円 (34.4%増) | 7億円 (23.7%減) | 7億円 (22.4%減) | 4億円 (28.0%減) |
クラウド事業、IT人材事業ともに好調に推移し、計画通り大幅な増収ながら積極的な投資により減益となりました。
まとめ
- ラクスは2000年に設立され、企業向けにクラウド事業とIT人材事業を展開。
- 毎期増配を配当方針に掲げ2023年3月期で11期連続の増配を計画。
- 2023年3月期は大幅な増収となったが、販売管理費が大幅に増加したことで減益。
- 2023年3月期も増収減益を予想。中期経営計画によれば2023年3月期を底に増益となる見込み。
- 流動比率は200%を超え自己資本比率は70%前後、有利子負債もほぼ無く財務良好。
- 2023年3月期の中間決算はクラウド事業、IT人材事業ともに好調に推移し、計画通り大幅な増収ながら積極的な投資により減益
以上、本日は積極的な投資により高成長を続けるラクスをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ラクスのサービスを利用した人たちが、もっとラクに仕事を処理できるようになればいいね!
皆さんありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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