皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、メンバーズです!
うーん…何をしている会社なんだろう?
メンバーズは企業のDXやデジタルマーケティングなど、ネットビジネス支援を中心に事業を展開する会社です!
DXって最近よく聞くけどなんだか難しそうだなぁ…
そうですよね。
本日はDXも含めて、メンバーズの事業内容や業績などを詳しく見ていきましょう!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・メンバーズの事業内容
・メンバーズの業績と株主還元
・メンバーズの収益性と安全性
まずは、気になる事業内容からご紹介します!
出発進行!
事業内容
メンバーズは1995年、ダイレクトマーケティング支援を事業として設立されました。
【ダイレクトマーケティング】
CMや新聞広告などと違い、顧客1人1人のニーズに合わせて行うマーケティング。
(例)・ターゲットに合わせてDMを送付する。
・ECサイトで購入履歴に応じた広告を表示する。
現在は、ネットビジネス支援を中心に、以下の3つの事業を展開しています。
事業分野 | 事業内容 | 具体例 |
---|---|---|
EMC事業 | デジタル人材チームの派遣による企業のDX化、マーケティング支援 | Webサイト運営 アプリ開発 ネット広告 ユーザー調査他 |
PGT事業 | デジタルサービスを展開する企業へのデジタル人材派遣 | デジタルを用いた製品や サービスの開発を支援 |
その他人材 | 障害雇用支援サービス、再生可能エネルギー発電事業 |
最近よく聞くDXってそもそもどういう意味なの?
デジタルトランスフォーメーションの略で、次のような意味を持ちます。
【デジタルトランスフォーメーション】
デジタル技術を使って、新しい製品・サービスやビジネスモデルを生み出し、また業務や組織など会社そのものを変革する事により、会社の競争力を高めること。
IT化とは何が違うの?
デジタル技術を活用するという点は同じですが、IT化の目的は業務の効率化や生産性の向上であるのに対して、DX化は企業全体の変革を通して、新たな価値を生み出すことにあります。
DXはデジタル技術を使って新たな価値を生み出すことを言うんだね!
まずIT化を実現し、次のステップとしてDX化を実現するという流れになります。
世界市場で取り残されない為には必要不可欠な課題です。
配当実績
続いて、株主への還元に対する姿勢を見ていきましょう!
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年3月期 | 30円(予想) | 24.9%(予想) |
2022年3月期 | 25円 | 23.2% |
2021年3月期 | 17.5円 | 25.1% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (会社予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 120億円 | 149億円 | 182億円 |
営業利益 | 12億円 | 18億円 | 22億円 |
経常利益 | 12億円 | 18億円 | 21億円 |
当期純利益 | 8億円 | 14億円 | 15億円 |
MEMO
2022年3月期は、EMC事業、PGT事業ともに売上は堅調に拡大し、特にPGT事業では付加価値の高い専門領域の支援サービスを高単価で提供する事で収益性が向上し、大幅増収(前期比48.6%増)となりました。
グループ全体としても前期比で売上高は23.6%増、営業利益は48.7%増と過去最高益を更新し、2023年3月期も増収増益を予想しています。
PGT事業の売上が前期比48.6%増、全体としても23.6%増で最高益を更新って、絶好調だね!
国内DX市場は、現在の約1兆円から2030年には5兆円に拡大する見通しで、デジタル人材の不足も予想され、高い成長率が期待できそうです!
営業利益率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (中間決算) |
---|---|---|
10.4% | 12.6% | 3.5% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年3月期 | 22年3月期 |
---|---|
20.5% | 26.7% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (中間決算) | |
---|---|---|---|
総資産 | 86億円 | 104億円 | 96億円 |
自己資本 | 46億円 | 58億円 | 58億円 |
流動比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (中間決算) |
---|---|---|
190.6% | 204.3% | 194.0% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (中間決算) |
---|---|---|
53.4% | 56.7% | 60.0% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
有利子負債が約5億円に対して、保有する現金は約39億円でキャッシュリッチ企業です。
流動比率は約200%、自己資本比率も60%あり、短期的にも長期的にも債務支払能力に問題はなさそうです
2023年3月期中間決算の内容
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
82億円 (45.1%) | 2億円 (13.0%) | 2億円 (10.8%) | 1億円 (9.9%) |
MEMO
売上高は過去3年間の平均成長率を上回り、通期予想に対する進捗率は45.1%と比較的堅調でした。
しかし、営業利益以下は、EMC事業の提供社数の伸び悩みと新卒稼働の遅れにより利益率が大幅に低下し、進捗率は低調な推移となっています。
下半期に向けて、引き続き好調であるPGT事業の牽引、EMC事業の再成長による稼働率の向上がカギとなります。
また、例年のデータをみると、下半期に利益が伸びる傾向にあるので、当期も巻き返しの可能性は十分にありそうです。
2023年3月期の前半は人材という資源を十分に活かすことが出来なかったんだね。
下半期の巻き返しに向けて、EMC事業の経営戦略とPGT事業の拡大により、強みであるデジタル人材を最大限に活用できるといいですね!
まとめ
- メンバーズは1995年に設立され、現在は、ネットビジネス支援を中心に、EMC事業・PGT事業・その他事業の3事業を展開。
- DXとはデジタル技術を使って、新しい製品・サービスやビジネスモデルを生み出し、また業務や組織など会社そのものを変革する事により、会社の競争力を高めること。
- 有利子負債に対して、十分な現金を保有しており、財務に関する指標は短期的にも長期的にも健全な指標を示している。
- 2022年3月期の業績は、前期比で売上高が23.6%増、営業利益が48.7%増と過去最高益を更新。
- 2023年3月期の中間決算は、営業利益以下の進捗率は低調な推移。好調であるPGT事業の牽引、EMC事業の再成長による巻き返しに期待。
以上、本日はメンバーズをご紹介しました!
デジタル化が加速する環境の中、メンバーズは企業にとって強い味方です!
僕たちも時代に取り残されないように、知識や考え方をアップデートしていかないとね!
その通りですね!
本日は、最後までお読みいただきありがとうございました!
ありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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