皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、ソルクシーズです!
ソルクシーズ…何をしている会社なんだろう?
ソルクシーズはSI(システムインテグレーション)を展開する会社です!
SIが分からないよ…
そうですね(笑)
簡単に言うとシステム開発を事業としている会社なんです!
なるほどね!
今日はこのソルクシーズについて事業内容や株主還元、業績について見ていくんだね!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- ソルクシーズの事業内容
- ソルクシーズの株主還元と業績
- ソルクシーズの収益性と安全性
事業内容
ソルクシーズは1981年に設立されました。
金融業界を主な顧客に展開するSI会社で、クラウドサービスも提供しています。
SI(システムインテグレーション)とは、企業が必要とするシステムの設計・開発はもちろん導入・保守・運用までを総合的に行うサービスをいいます。
またソルクシーズの傘下には、特定の業務に特化した子会社及び関連会社が12社あり、各グループ企業が得意分野を活かしソフトウェア開発事業の他に、コンサルティング事業、ソリューション事業の3つの事業を展開しています。
事業区分 | 事業内容 |
---|---|
ソフトウェア開発事業 | ソフトウェアの受託販売・パッケージソフトウェアの販売・情報機器の販売 |
コンサルティング事業 | システム構築のコンサルティング・ソフトウェアの設計支援 |
ソリューション事業 | ソリューションサービスの提供・パッケージソフトウェアの販売・クラウドサービスの提供 |
売上高の事業別の構成比と各事業を担当する主なグループ会社は以下の通りです。
ソフトウェア開発事業が売上高の7割を超える主力の事業なんだね!
また、ソルクシーズでは安定したストック収益の拡大を目指しており、ソリューション事業は将来の成長ドライバーとして期待されています!
では続いて、株主優待と配当金の推移について確認しましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待制度は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年12月期 | 12円(予想) | 38.9% |
2022年12月期 | 12円 | 51.7% |
2021年12月期 | 12円 | 27.5% |
株主優待制度はありませんが、配当利回り(予想)は3%を超えており、また10年以上減配もしておらず安定感があります!
配当が安定しているってことは業績も好調なのかな?
では続いて、経営成績について確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | 23年12月期 (予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 139億円 | 139億円 | 162億円 |
営業利益 | 11億円 | 10億円 | 12億円 |
経常利益 | 11億円 | 10億円 | 12億円 |
当期純利益 | 10億円 | 5億円 | 7億円 |
MEMO
【2021年12月期】
新型コロナウイルスの影響が各方面に広がる中、国内IT投資についてはデジタル化への投資需要が底固く、DX投資を中心に堅調に推移しました。
このような市場環境を受け、主力事業であるソフトウェア開発事業は金融業向け及び通信業向け等が好調で前年同期比7.1%増の105億円となりました。
損益面でも開発業務の効率化やプロジェクト管理の徹底等の採算改善施策により大きく増益となり、グループ全体としても増収増益となりました。
【2022年3月期】
国内IT投資は引き続き堅調に推移しましたが、半導体不足やシステムエンジニアの不足といった問題も現れました。
このような状況の中、ソフトウェア開発事業では長期で優良な契約や開発リソースの確保に努め、前期比2.0%増の107億円となりました。
一方でグループ全体としては、利益率の高いソリューション事業の減収やコロナ禍で一時的に減少していた広告宣伝費などの回復もありグループ全体としては増収減益となりました。
【2023年3月期】
2023年もDXやICTへの投資需要は旺盛で売上高及び各利益についても過去最高値の更新を目指しており、大幅な増収増益を見込んでいます。
コロナ禍で業績が厳しい企業も多い中、この分野では高需要が続いているんだね!
ソルクシーズでもDX市場拡大の恩恵を受け長期での成長が期待できそうです!
営業利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 情報・通信業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
7.9% | 7.4% | 7.4% |
自己資本利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 情報・通信業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
16.5% | 8.2% | 10.7% |
では続いて財政状態を確認しましょう!
【財政状態】安全性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | |
---|---|---|
総資産 | 112億円 | 114億円 |
自己資本 | 75億円 | 78億円 |
流動比率
21年12月期 | 22年12月期 | 情報・通信業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
304.3% | 299.4% | 278.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年12月期 | 22年12月期 | 情報・通信業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
60.1% | 61.2% | 63.9% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
流動比率は300%、自己資本比率は60%を超えており短期的にも長期的にも財政状態は安定しています。
また、有利子負債を超える現金を保有しており、実質無借金経営と財務は鉄壁です。
業績も好調で財務も安定しているなんてすごいね!
配当も経営成績も財政状態も安定感がありますね!
では、最後に今後の見通しについて確認しましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
ソルクシーズでは経営環境の変化に柔軟に対応する為、中期計画を毎年見直しています。
最新の中期計画では、成長分野への投資やストックビジネスの強化、海外市場の拡大等により、売上高、経常利益ともに過去最高値を毎期更新する予定です。
22年12月期 【実績】 | 23年12月期 【予想】 | 24年12月期 【予想】 | 25年12月期 【予想】 | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 139億円 | 162億円 | 170億円 | 180億円 |
経常利益 | 10億円 | 12億円 | 16億円 | 18億円 |
当期純利益 | 5億円 | 7億円 | 10億円 | 12億円 |
まとめ
- ソルクシーズは1981年に設立されたSI会社。傘下には子会社及び関連会社が12社あり、主力のソフトウェア開発事業の他に、コンサルティング事業、ソリューション事業の3つの事業を展開。
- SI(システムインテグレーション)とは、企業が必要とするシステムの設計・開発はもちろん導入・保守・運用までを総合的に行うサービスをいいます。
- 株主優待制度はなし、2023年12月期の配当は1株当たり12円を予想。10年以上減配しておらず安定感がある。
- DXやICTへの投資需要は旺盛で主力事業であるソフトウェア開発事業を中心に業績成長が続く。最新の中期計画では売上高、経常利益ともに過去最高値を毎期更新する予定。
- 流動比率は300%、自己資本比率は60%を超えており財政状態は安定。
以上、本日はソルクシーズをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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