皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、宝HDです!
たから…もしかして缶チューハイの会社?
正解です!
他にも、みりんなど調味料も有名ですよね!
タカラのお酒やみりんは我が家でもお世話になっているね!
特にお酒はパパが!
そ、そうですね。
でも宝グループの事業はそれだけじゃないんです!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- 宝ホールディングスの株主優待の内容
- 宝ホールディングスの事業内容と業績
- 会社の経営成績や安全性はどこを見ればいいの?
まずは、気になる株主優待からご紹介します!出発進行!
株主還元
株主優待
年1回(3月末)100株以上保有の株主を対象に、自社グループ会社の商品詰め合わせを進呈
所有株式数 | 金額 |
---|---|
100株以上 | 1,000円相当 |
1,000株以上 | 3,000円相当 |
100株以上1,000株未満の株主に贈られた優待品をご紹介します!
酒類か調味料、どちらかの詰め合わせを選択できます!
まずは、パパの大好きなお酒の詰め合わせからだね!
- 松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒 300㎖
- 極上〈宝焼酎〉25°360㎖
- タカラcanチューハイ「すみか」〈#国産ゆず〉350㎖
続いて、ママも助かる調味料詰め合わせはこちらです!
- タカラ本みりん「国産米100%」〈米麹で甘みまろやか〉500㎖らくらく調節ボトル
- タカラ「料理のための清酒」〈米麹たっぷり2倍〉500㎖らくらく調節ボトル
- タカラ本みりん「純米」〈国産米100%〉300㎖ ペット
もちろん我が家は調味料の詰め合わせで!
あ、はい…
では続いて、配当金の推移を見ていきましょう!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 37円 | 35.2% |
2021年3月期 | 21円 | 39.3% |
2020年3月期 | 20円 | 44.3% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
MEMO
宝ホールディングスの配当性向は40%前後で推移しています。
中期経営計画でも配当性向で30%後半となる安定的な配当の継続を表明しています。
会社紹介
事業内容
宝ホールディングスは持株会社であり、2021年3月期のグループ会社数は60社(国内13社:海外47社)です。
代表的なグループ会社に宝酒造、宝酒造インターナショナルグループ、タカラバイオグループがあり、各社の事業内容は次の通りです。
会社名 | 事業内容 |
---|---|
宝酒造 | 酒類や酒類調味料、原料用アルコールなどの製造・販売 |
宝酒造インターナショナルグループ | ・酒類、調味料の輸出 ・現地で酒類の製造・販売 ・海外のレストラン、小売店に日本食材を販売 |
タカラバイオグループ | ・研究用試薬や理化学機器の製造・販売 ・遺伝子治療薬などの製法開発~製造の工程を受託 |
MEMO
宝ホールディングスは現在、会社創立100周年となる2025年に向け、長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th」を推進し、2026年3月期の目標として、売上高3,400億円以上、営業利益230億円以上、海外売上比率44%以上、ROE8%以上を目指しています。
沿革
年 | 宝酒造 | 海外事業 | バイオ事業 |
---|---|---|---|
1925 | 寶酒造株式会社を設立 | ||
1949 | 東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場 | ||
1970 | 滋賀県に中央研究所を設置 発酵工業、キノコ類の研究・開発 | ||
1979 | バイオ事業スタート | ||
1982 | アメリカで清酒の製造を開始 | ||
1984 | 「タカラcanチューハイ」が大ヒット | ||
1986 | 英国スコットランドで、スコッチウイスキーの製造を開始 | ||
1988 | PCR法による遺伝子増幅システムの国内独占販売権を獲得 | ||
1993 | 国内外でPCR関連の特許を取得 | ||
中国に工場新設、バイオビジネスの海外販売網の拡充 | |||
1995 | 中国で清酒・みりん・焼酎などの製造・販売を開始 | ||
1997 | 遺伝子治療研究用試薬「レトロネクチン」を全世界で販売 | ||
2000 | アジア最大規模の民間ゲノム解析センターを設立 | ||
2002 | 持株会社へ移行 宝ホールディングス(株)に 宝酒造(株)新設 | タカラバイオ(株)新設 | |
2004 | タカラバイオ(株)東証マザーズへ上場 中国・アメリカに研究開発拠点 | ||
2006 | タカラ「焼酎ハイボール」発売 | ||
2010 | 日本食材卸事業でヨーロッパへ本格的参入 | ||
2011 | スパークリング清酒「澪」発売 | インドに研究開発拠点 | |
2014 | スペインに子会社 欧州最大規模の日本食卸グループへ | スウェーデンに研究開発拠点 | |
2016 | ポルトガルに子会社 日本食材卸ネットワーク構築へ | タカラバイオ(株)東証1部に市場変更 | |
2017 | オーストラリアに子会社 宝酒造インターナショナル設立 |
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
2022年3月期 | 3,009億円 | 434億円 | 432億円 | 208億円 |
2021年3月期 | 2,784億円 | 216億円 | 219億円 | 106億円 |
2020年3月期 | 2,812億円 | 158億円 | 163億円 | 90億円 |
MEMO
宝ホールディングスの当期の業績は、増収・増益となり、売上高と全ての利益項目において過去最高を記録しました。
事業別の業績とその主な要因は以下の通りです。
【宝酒造】減収減益
営業自粛やチューハイ製品の大規模な自主回収
【宝酒造インターナショナルグループ】大幅な増収増益
ワクチンの普及によるコロナの影響減と円安効果
【タカラバイオグループ】大幅な増収増益
一般研究用試薬の増加に加え、PCR検査関連製品の増加
営業利益率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 業種【食料品】平均※ |
---|---|---|---|
5.6% | 7.8% | 14.4% | 6.9% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 業種【食料品】平均※ |
---|---|---|---|
6.1% | 6.9% | 12.3% | 3.8% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
自己資本と純資産って同じ意味なの?
厳密に言えば自己資本と純資産は違うものです。
しかし、純資産の大半は自己資本であり、財務分析においては純資産を用いても問題ありません。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
総資産 | 純資産 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 3,624億円 | 2,246億円 |
2021年3月期 | 3,069億円 | 1,915億円 |
2020年3月期 | 2,839億円 | 1,813億円 |
流動比率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 業種【食料品】平均※ |
---|---|---|---|
304.4% | 325.4% | 293.5% | 212・1% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 業種【食料品】平均※ |
---|---|---|---|
52.1% | 51.1% | 49.8% | 56.0% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
2023年2月期の見通し
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
3,010億円 (0.0%) | 300億円 (▲30.8%) | 304億円 (▲29.7%) | 160億円 (▲23.0%) |
MEMO
宝酒造インターナショナル及び宝酒造は増収増益の予想ですが、タカラバイオグループはPCR検査関連試薬の需要減と、人件費や研究開発費等の増加計画により減益を予想しています。
以上の点からグループ全体での業績見通しは減益を予想しています。
まとめ
- 株主優待は、自社グループ会社の商品詰め合わせ
- 宝ホールディングスは持株会社であり、宝酒造、宝酒造インターナショナルグループ、タカラバイオグループなどで構成される
- 当期の業績は、増収・増益となり、売上高と全ての利益項目において過去最高を記録
- 次期はPCR検査関連試薬の需要減と、人件費や研究開発費等の増加計画により減益を予想
グローバルに活躍する宝グループ!
株主優待の到着と更なる成長を楽しみにしています!
あ、お酒の詰め合わせ頼んだな…
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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