皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは「エクシオグループ」です!
エクシオグループ?
何をしている会社なんだろう?
エクシオグループはNTT向けを中心に通信設備の構築・保守を請け負う会社です!
じゃあ、僕たちが友達とLINEをしたり、YouTubeを見たり、Netflixを楽しんだりできるのはこの会社のおかげなんだね!
その通りですね!
でもエクシオグループが支えているのは通信インフラだけじゃないんです!
え!そうなんだ!
他にどんな事業を行っているんだろう?
本日は「エクシオグループ」について事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- エクシオグループの事業内容
- エクシオグループの株主還元と業績
- エクシオグループの収益性と安全性
事業内容
エクシオグループはNTT向けを中心に通信設備の構築や保守を請け負う電気通信工事の大手です。
同社の強みは、1954年の創業以来、積み上げてきた高い技術力です。
通信インフラ設備のほか、通信建設で培った電気・土木技術を活かした「都市インフラ事業」や、情報通信技術を駆使した「ソリューション事業」など幅広い分野で事業を行っています。
エクシオグループのセグメント別の詳しい事業内容は以下の通りです。
鉄道向け通信インフラの構築・保守やデータセンター、上下水道、ごみ処理プラント向けの工事・建設など都市インフラの整備にも幅広く貢献している会社なんです!
様々な形で僕たちの安全で便利な暮らしを支えてくれているんだね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
1,000株以上の保有で、保有期間に応じた額面の「クオカード」を進呈。
権利確定月は3月末日。
※2025年3月末の提供を最後に、株主優待制度は廃止される予定です。
保有期間 | 優待内容 |
---|---|
3年未満 | 1,000円相当 |
3年以上 | 2,000円相当 |
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2024年3月期 | 120円(予想) | 53.6% |
2023年3月期 | 102円 | 49.7% |
2022年3月期 | 96円 | 38.3% |
株主優待制度は2025年に廃止される予定なんだね…
株主優待制度の廃止は残念ですが、これからも利益還元を重視する方針は変わらず、配当などに利益還元を集約する予定です!
これからは配当や株価の上昇に期待だね!
エクシオグループの最近の業績はどうなんだろう?
では続いて、最近の経営成績と財政状態について確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | 24年3月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 5,948億円 | 6,276億円 | 6,300億円 |
営業利益 | 423億円 | 325億円 | 340億円 |
経常利益 | 452億円 | 337億円 | 349億円 |
当期純利益 | 277億円 | 222億円 | 236億円 |
~各期の概況~
【2023年3月期】
当期の経営環境は、情報通信分野では社会全体のデジタル化がますます進展し、建設分野も公共投資が底堅く推移しました。また、エネルギー関連分野も脱炭素社会の実現に向けて投資が加速しています。
このような経営環境を受けて、各事業とも完成・受注が概ね順調に推移し、売上高は過去最高を記録しました。
しかしながら、利益面においてはモバイル分野における各通信キャリアの設備投資の抑制や、一過性の不採算案件発生に伴うのれんの一括償却が利益を圧迫し減益となりました。
【2024年3月期(予想)】
引き続きウクライナ情勢や金融引き締めなど景気の先行きは不透明な状況が続くものの、情報通信分野及び再生可能エネルギー分野における設備投資、建設分野における公共投資は堅調に推移するものとみられます。
このような経営環境の中、成長事業である都市インフラ・システムソリューション事業の牽引と収益性の改善により、増収増益を計画しています。
営業利益率
22年3月期 | 23年3月期 | 建設業中央値 |
---|---|---|
7.1% | 5.2% | 5.3% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
22年3月期 | 23年3月期 | 建設業中央値 |
---|---|---|
9.4% | 7.3% | 7.4% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | |
---|---|---|
総資産 | 5,356億円 | 5,779億円 |
自己資本 | 3,033億円 | 3,031億円 |
流動比率
22年3月期 | 23年3月期 | 建設業中央値 |
---|---|---|
207.0% | 222.3% | 195.6% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年3月期 | 23年3月期 | 建設業中央値 |
---|---|---|
56.6% | 52.5% | 55.4% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
流動比率は200%、自己資本比率も50%で財務は安定しているね!
では最後に、中期的な今後の見通しを確認しておきましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
エクシオグループでは、
01.カーボンニュートラルな社会
02.健康で生き生きと暮らせるスマートな社会
03.グローバルで多様性を享受する社会
04.貧困・格差が解消される社会
の実現及び、景気や社会情勢に左右されないポートフォリオを目指し、5年毎に中期経営計画を公表しています。
現在実施している、2025年を最終年度とする中期経営計画では、以下のような業績目標を掲げています。
まとめ
- エクシオグループはNTT向けを中心に通信設備の構築・保守を請け負う会社で、1954年に創業。「都市インフラ事業」や「ソリューション事業」も行う。
- 株主優待は、1,000株以上の保有で「クオカード」を進呈。権利確定月は3月末日(2024年度をもって廃止。)
- 2023年3月期は、過去最高の売上を記録。利益については、各通信キャリアの設備投資の抑制や、一過性の不採算案件発生に伴うのれんの一括償却が利益を圧迫し減益。
- 2024年3月期は、成長事業である都市インフラ・システムソリューション事業の牽引と収益性の改善により、増収増益を計画。
- 流動比率は200%、自己資本比率は50%で財務は安定。
- 中長期的な計画として、都市インフラ・システムソリューション事業を拡大し、景気や社会情勢に左右されないポートフォリオを目指す。
以上、本日はエクシオグループをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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