皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは「テイツー」です!
聞いたことない名前だけど、何をしている会社なんだろう?
テイツーはトレカやゲームソフトなどを販売する「ふるほん市場」や「ふるいち」を運営している会社です!
あ!「ふるいち」ならみるきーも知ってるよ!
店内はお宝がいっぱいで見ているだけでワクワクするよね!
パパは高額のレアカードを見て回るのが大好きです!
本日は「テイツー」について事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- テイツーの事業内容
- テイツーの株主還元と業績
- テイツーの収益性と安全性
事業内容
テイツーはトレカやゲームソフト、書籍、衣料などの買取・販売を行う「古本市場」を展開する会社で、1990年に設立されました。
リアル店舗では「古本市場」のほか、小型店舗「ふるいち」をイオンモールへ展開しています。
また、2020年には山徳がグループ入りし、インターネットによる販売も行うなど、国内外における業容の拡大を推進しています。
経営理念に「満足を創る」を掲げ、事業を通じて良質な商品とサービスを提供し、お客様の「満足を創る」ことを目指しています。
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
「古本市場」「ブック・スクウェア」「トレカパーク」「ふるいち」で中古商品の購入に利用できる割引券。権利確定月は2月末日。
保有株数 | 優待内容 | 継続保有1年以上 |
---|---|---|
1,000株以上 | 2,000円相当 | |
2,000株以上 | 4,000円相当 | +2,000円相当 |
5,000株以上 | 10,000円相当 | +6,000円相当 |
10,000株以上 | 20,000円相当 | +20,000円相当 |
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2024年2月期 | 3円(予想) | -% |
2023年2月期 | 3円 | 19.3% |
2022年2月期 | 1円 | 4.5% |
では続いて、最近の経営成績について確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
22年2月期 | 23年2月期 | 24年2月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 268億円 | 312億円 | 326億円 |
営業利益 | 13億円 | 15億円 | 16億円 |
経常利益 | 13億円 | 16億円 | 16億円 |
当期純利益 | 14億円 | 10億円 | 10億円 |
~各期の概況~
【2023年2月期】
当期はコロナからの回復傾向がみられるものの、原油価格や物価の高騰など、先行きが不透明な状況が続きました。
このような経営環境の中、小型店舗「ふるいち」の新規出店、ECサイト「ふるいちオンライン」のリリース、トレカ読取査定機の外販推進などに取り組みました。
最終利益については、昨年計上した法人税等調整額の影響で減益となりましたが、売上は9年ぶりに300億円を突破し、営業利益及び経常利益は過去最高益を更新するなど好調に推移しました。
業績を商品別にみてみると、古本の苦戦が課題となる一方で、ポケモンカード、遊戯王を中心とした「トレカ」と中古フィギアやグッズくじ商品などを扱う「ホビー」が大きく成長しました。
【2024年3月期(予想)】
前期並みの新規出店とふるいちオンラインの黒字化達成を予定しており、増収増益を予想しています。
中間決算での業績は、売上高169億円(前年同期比125%)営業利益9億円(同109%)経常利益10億円(同115%)純利益6億円(同106%)と好調に推移しています。
トレカブームの追い風を受けて、成績は絶好調だね!
ところで「法人税等調整額」ってどういう意味なの?
税金の対象となる利益を左右するのは「収益」と「費用」ですが、会計上と税務上では何を「収益」「費用」とするかが異なるんです。
会計上の利益と税務上の利益は違うってこと?
そうなんです。
そこで実際に支払った税金の額を調整して会計上の利益に修正する役目をしてくれるのが「法人税等調整額」なんです!
そうだったんだね!
22年2月期は法人税等調整額が最終利益を押し上げたんだね!
営業利益率
22年2月期 | 23年2月期 | 小売業中央値 |
---|---|---|
4.9% | 5.0% | 2.4% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
22年2月期 | 23年2月期 | 小売業中央値 |
---|---|---|
35.4% | 19.1% | 7.3% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
22年2月期 | 23年2月期 | |
---|---|---|
総資産 | 93億円 | 109億円 |
自己資本 | 48億円 | 56億円 |
流動比率
22年2月期 | 23年2月期 | 小売業中央値 |
---|---|---|
223.4% | 229.4% | 149.1% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年2月期 | 23年2月期 | 小売業中央値 |
---|---|---|
52.2% | 51.2% | 44.2% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
流動比率も自己資本比率も同業種の中央値を上回り財務は安定しているね!
有利子負債と同じくらいの現金を保有しており、実質無借金経営といえます!
では最後に、中期的な今後の見通しを確認しておきましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
以下のような戦略を中心に2027年度には売上高354億円、営業利益20億円を目指しています。
・新規出店
・商材多様化
・EC戦略
・BtoB戦略
・M&A戦略
2023年度(実績) | 2027年度(目標) | |
---|---|---|
売上高 | 312億円 | 354億円 |
営業利益 | 15億円 | 20億円 |
まとめ
- テイツーはトレカやゲームソフト、書籍、衣料などの買取・販売を行う「古本市場」を展開する会社で、1990年に設立。
- 株主優待は、中古商品の購入に利用できる割引券。権利確定月は2月末日。
- 2023年2月期は、「トレカ」と「ホビー」が大きく成長し、営業利益及び経常利益は過去最高益を更新。
- 2024年2月期も増収増益を予想。中間決算での業績は好調に推移。
- 流動比率も自己資本比率も同業種の中央値を上回り財務は安定。
- 中長期的な数値目標として、2027年度に売上高354億円、営業利益20億円を目指す。
以上、本日はテイツーをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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