皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、全国保証です!
全国保証?何かを保証してくれる会社なのかな?
その通りです!
全国保証は住宅ローンを保証してくれる会社なんです!
なるほど!
夢のマイホームを購入する時にお世話になる会社なんだね!
本日はこの全国保証について事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- 全国保証の事業内容
- 全国保証の株主還元と業績
- 全国保証の収益性と安全性
事業内容
全国保証は1981年に設立された住宅ローンを保証する会社です。
主に民間金融機関における住宅ローン保証業務を主力事業とし、信用保証の最大手として沖縄を除く全国で事業を展開しています。
経営理念のひとつに「お客様の夢と幸せの実現」を掲げ、住宅ローン保証という形でマイホーム購入の夢を支援しています。
住宅ローンの保証って何となくわかるんだけど、しくみをもう少し詳しく知りたいな。
身近なサービスですが意外とよく知らないですよね(笑)
まず初めに、住宅ローンを組む時には万が一に備えて連帯保証人を必要とする場合がほとんどです。
でも連帯保証人を家族や親せきに頼むのは嫌だなぁ。
そうですよね。
そこで連帯保証人の代わりをしてくれるのが全国保証などの保証会社なんです!
なるほど!
保証会社を利用すれば僕たちは連帯保証人を用意しなくて済むし、銀行も安心してお金を貸すことができるよね!
そして、連帯保証人の代わりをしてくれた手数料が保証料で保証会社の利益になるんです!
万が一、僕たちが住宅ローンを返済できなくなったらどうなるの?
その場合は「代位弁済」といって保証会社が残金を立て替えてくれます。
その後、私たちは保証会社と相談しながら保証会社に返済していくことになります。
住宅ローン保証ってそういうしくみだったんだね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
100株以上保有の株主に対して、継続保有期間に応じて「クオカード」または「カタログギフト」を進呈。権利確定月は3月末日。
継続保有期間 | 優待内容 |
---|---|
1年未満 | 3,000円相当のクオカード |
1年以上 | 5,000円相当のクオカード または 5,000円相当のカタログギフト |
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2024年3月期 | 170円(予想) | 39.7% |
2023年3月期 | 148円 | 35.6% |
2022年3月期 | 133円 | 32.8% |
上場以来1度も減配しておらず連続増配株としても有名です!
では続いて経営成績と財政状態を確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | 24年3月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 488億円 | 502億円 | 530億円 |
営業利益 | 394億円 | 398億円 | 403億円 |
経常利益 | 405億円 | 414億円 | 425億円 |
当期純利益 | 278億円 | 285億円 | 294億円 |
~各期の概況~
【2023年3月期】
住宅ローン市場は資材や建設コストの増加による住宅価格高騰の影響を受け、弱い動きとなりました。
このような経営環境の中、全国保証では事業規模の更なる拡大を目指し、金融機関との関係強化やM&Aの決議、住宅ローン担保証券の獲得に取り組みました。
また、AI審査を利用した住宅ローン申込システムの実証実験を開始したり、債権管理回収業務を金融機関から受託するなど事業領域の拡大にも取り組みました。
これらの経営活動により、上場以来10期連続の増収増益を達成しました。
【2024年3月期(予想)】
住宅市場及び住宅ローン市場は長期的には少子高齢化の影響を受け縮小が見込まれるものの、当面は安定した雇用環境と国の住宅取得支援策に支えられて底固く推移する予想です。
このような経営環境を受けて、2024年3月期も11期連続となる増収増益を見込んでいます。
営業利益率
22年3月期 | 23年3月期 | 24年3月期(予想) |
---|---|---|
80.8% | 79.3% | 76.0% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
22年3月期 | 23年3月期 |
---|---|
15.9% | 14.6% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
仕入れや広告宣伝費がかからないビジネスモデルで営業利益率は驚異の80%を誇ります!
聞いたことない数字…笑
11期連続の増収増益を達成する見込みだし、業績の安定感は抜群だね!
【財政状態】安全性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | |
---|---|---|
総資産 | 4,158億円 | 4,429億円 |
自己資本 | 1,848億円 | 2,056億円 |
流動比率
22年3月期 | 23年3月期 |
---|---|
603.7% | 568.9% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年3月期 | 23年3月期 |
---|---|
44.4% | 46.4% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
自己資本比率は50%近くあるし、特に流動比率は500%を超えていて資金繰りは心配なさそうだね!
現金が豊富で実質無借金経営と財務の安定感も抜群です!
でもこれからの住宅ローン市場は少子高齢化による人口減少の影響で縮小が見込まれているんだよね?
全国保証は今後はどんな風に成長していくんだろう?
では最後にこれからの中長期的な見通しを確認しましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
全国保証では、2023年度から2025年度までの3年間を期間とする中期経営計画を実施しており、「基幹事業の拡大」と「周辺事業への進出」により更なる成長と「企業価値の向上」を目指しています。
気になる住宅ローン市場の今後の動向ですが、人口減少による市場の縮小は予想されるものの、東京や大阪などの都市部では影響が少なく、また人手不足から失業率は低く推移し、住宅ローン減税などの政府の支援策も続くと見られます。民間の金融機関による住宅ローン貸出残高は190兆円と巨大で、シェア拡大による成長のチャンスはまだありそうです。
また、周辺事業の拡大では、住宅購入希望者が予算を把握したうえでマイホーム探しができるように、金融機関以外に不動産検索サイトや不動産会社からの審査を可能する仕組みを構築したり、債権回収業務を金融機関に代わって行うサービスを進めるなど収益源の拡大を目指しています。
2022年【実績】 | 2025年【計画】 | |
---|---|---|
売上高 | 503億円 | 600億円 |
営業利益 | 400億円 | 450億円 |
経常利益 | 415億円 | 485億円 |
当期純利益 | 286億円 | 335億円 |
配当性向 | 35% | 50% |
まとめ
- 全国保証は1981年に設立された住宅ローンを保証する会社。
- 株主優待は100株以上保有の株主に対して、継続保有期間に応じて「クオカード」または「カタログギフト」を進呈。権利確定月は3月末日。
- 上場から10期連続で増配を続けており、当期も増配を予想。
- 2023年3月期は、市場が住宅価格高騰の影響を受け弱い動きとなる中、増収増益を達成。2024年3月期も11期連続となる増収増益を予想。営業利益率は約80%。
- 現金が豊富で実質無借金経営と財務の安全性は高い。
- 2025年度を期限とする中長期経営計画では、「基幹事業の拡大」と「周辺事業への進出」により売上高600億円、経常利益485億円、配当性向50%を目標に掲げる。
以上、本日は全国保証をご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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