皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、ホットランドです!
ホットランド…何か温かい物を提供してる会社なのかな?
その通りです!
みるきーはショッピングモールのフードコートにはよく行きますか?
うん!安くて美味しい物がたくさんあって大好きだよ!
ではもちろん、「銀たこ」も知っていますよね?
あ、ホットランドって「銀たこ」を運営している会社なんだね!
外はパリッと、中はトロっと、目の前で焼いてくれるアツアツのたこ焼きはたまらないよね!
世代を超えて愛されている食べ物のひとつですよね!
本日はこのホットランドについて事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- ホットランドの事業内容
- ホットランドの株主還元と業績
- ホットランドの収益性と安全性
事業内容
ホットランドは1988年に群馬県桐生市で焼きそば・おむすび専門店「ホットランド」として創業しました。
その後、たこ焼きの「築地銀だこ」が大ヒットし、現在の主力事業となっています。
また、たこ焼きをおつまみとして提供する「銀たこハイボール酒場」をはじめとする酒場業態、しょうが焼き定食を看板にした「野郎めし」等を運営する主食業態など新業態も好調です。
海外事業では、ASEANを中心に出店し、また米国内の日本食レストランやスーパー向けに冷凍たこ焼きの輸出も行っています。
たこ焼きのイメージが強かったけど、「居酒屋」や「ご飯もの」など色んなお店を運営しているんだね!
たこ焼きに絞り込み強い単品力と低コストで「銀たこ」のブランド化に成功したホットランドですが、それは強みであると同時に弱点でもありました。
そっか…たこ焼きだけに頼った経営はタコの仕入れ価格や、コロナによる外出規制など外部的な要因に左右されがちなんだね…
そこでたこ焼きをおつまみや冷凍食品にして提供したり、新業態のお店を開いたりして、事業の多角化に取り組んでいるんですね!
では続いて、株主優待や配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
100株以上保有の株主に対して、ホットランドグループの店舗で利用できる優待券を進呈。権利確定月は6月末日と12月末日。
保有株数 | 優待金額 |
---|---|
100株以上 | 1,500円分(年間3,000円分) |
500株以上 | 7,500円分(年間15,000円分) |
1,000株以上 | 15,000円分(年間30,000円分) |
100株を保有している場合、半年ごとに1,500円分の優待券がもらえるんだね!
お腹いっぱい食べれそうだね!
何を食べようか迷っちゃいますね
続いて、配当金の推移です!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年12月期 | 7円(予想) | 23.3% |
2022年12月期 | 7円 | 11.2% |
2021年12月期 | 7円 | 7.3% |
では続いて、経営成績を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | 23年12月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 296億円 | 321億円 | 375億円 |
営業利益 | 9億円 | 17億円 | 15億円 |
経常利益 | 36億円 | 26億円 | 14億円 |
当期純利益 | 20億円 | 13億円 | 6億円 |
~各期の概況~
【2021年12月期】
主軸の「築地銀たこ事業」では、TVアニメ『呪術廻戦』とのコラボキャンペーンや、デリバリーサービスの拡充等に取り組み、既存店売上高は前年比98.5%となりました。
国内外においてコロナの影響を受け厳しい経営環境が続く中、冷凍たこ焼きやアイスクリーム製品などを扱う「製販事業」が好調で、また「主食事業」ではしょうが焼き定食が看板メニューの「野郎めし」1号店がオープンするなど新業態の開発にも積極的に取り組みました。
これらの営業活動に加えて、コロナに関する補助金の計上もありグループ全体としての業績は前期の赤字から回復し増収増益となりました。
【2022年12月期】
コロナに加え原材料価格の高騰、人件費や光熱費の上昇など厳しい経営環境が続く中、主軸の「銀たこ事業」では、『サッカー日本代表オフィシャルライセンス商品 だんらんパック』の販売やたこ焼き(ソース・8個入り)が100円引き&スタンプ2倍の『年末大感謝祭』などに取り組みました。
加えて、デリバリーサービスの売上も好調で既存店売上高は前期比110.3%となり増収となりました。
また、今後の新たな成長ドライバーとして期待されている主食事業や製販事業の新業態も好調で、酒場事業・海外事業も回復の兆しが見えています。
以上の営業活動の結果、グループ全体としては営業利益が大幅な増益となりましたが、補助金収入が減少したため最終利益は減益となりました。
【2023年12月期(予想)】
「築地銀たこ事業」を中心に、冷凍たこ焼きの卸販売事業の拡大、酒場業態の展開、主食マーケットの開拓などにより増収を予想しています。
一方で、原材料価格の高騰や円安の進行、人件費や光熱費の上昇など利益の圧迫要因を考慮して各利益については減益を予想しています。
営業利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 小売業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
3.3% | 5.4% | 2.4% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 小売業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
28.1% | 14.4% | 7.3% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
原材料価格の高騰や人件費・光熱費の上昇など不安材料はあるものの、コロナ禍からの回復や新業態の好調など明るい材料も多いね!
新業態が今後どのような成長を遂げていくのか楽しみですね!
では続いて、財政状態について確認しましょう!
【財政状態】安全性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | |
---|---|---|
総資産 | 213億円 | 220億円 |
自己資本 | 86億円 | 101億円 |
流動比率
21年12月期 | 22年12月期 | 小売業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
119.8% | 143.3% | 149.1% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年2月期 | 23年2月期 | 小売業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
40.7% | 46.2% | 44.2% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
コロナ禍で一時的に落ち込んだ自己資本比率も順調に回復しています。
最後にこれからの中期的な見通しを確認しましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
2027年を最終年度とする中期経営計画では、たこ焼きをベースとして、新業態の開発と海外事業の拡大により、売上高533億円、営業利益50億円、国内店舗数1,000店舗、海外店舗数200店舗を目指しています。
2022年12月期【実績】 | 2027年12月期【計画】 | |
---|---|---|
売上高 | 321億円 | 538億円 |
営業利益 | 17億円 | 50億円 |
店舗数(国内) | 697店舗 | 1,000店舗 |
店舗数(国外) | 84店舗 | 200店舗 |
まとめ
- ホットランドは1988年に創業し、「築地銀たこ」を運営している会社。酒場業態や主食業態など事業の多角化にも取り組む。
- 株主優待は100株以上保有でホットランドグループの店舗で利用できる優待券を進呈。権利確定月は6月末日と12月末日。
- 2023年12月期の配当金は、1株当たり7円を予想。
- 業績はコロナ禍からの回復や新業態の好調もあり増収が続くが、利益については原材料価格の高騰や人件費・光熱費の上昇などが不安材料。
- 財務は同業種の中央値とほぼ同水準。コロナ禍で一時的に落ち込んだ自己資本比率は順調に回復。
- 中期経営計画では、たこ焼きをベースに新業態の開発と海外事業の拡大により、売上高533億円、営業利益50億円を目指す。
以上、本日はホットランドをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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