皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、ディップです!
ディップ…何をしている会社なんだろう?
野菜スティックとか…関係ないよね?
全く関係ないです…笑
バイトルって聞いたことありませんか?
あ、DAIGOさんや乃木坂46さんが出演してる「店長時給あげてください」ってCMだよね!
ディップってバイトルを運営する会社だったんだね!
そうなんです!
本日はこのディップについて事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- ディップの事業内容
- ディップの株主還元と業績
- ディップの収益性と安全性
事業内容
ディップは、インターネット求人情報サイト等の提供を行う「人材サービス事業」と中堅・中小企業のDX化を支援する「DX事業」を展開する会社です。
1997年に設立され、求人情報を提供するポータルサイトを業界で初めて開発しました。
その後も、ローソンの店頭端末「Loppi」を利用して派遣会社のお仕事情報提供サービス「はたらこねっと」やアルバイト求人情報提供サービス「バイトル」を提供するなど、紙媒体が主流だった時代にインターネットによる情報サービスにより全ての人が仕事を探せる社会を実現しました。
また、企業理念として「夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」を掲げ、社名のディップは「夢(dream)、アイデア(idea)、情熱(passion)」の頭文字を合わせたDIPが由来です。
現在、AIやRPAを活用したビジネスを育成中で、少子高齢化が進み労働力不足が問題となっている日本において、この課題に取り組み、働く人たちがより楽しく活き活きと活躍できる社会を目指しています。
ディップの社名には、夢とアイデアと情熱が込められているんだね!
ところでRPAってどんな技術なの?
RPAは「Robotic Process Automation」の略で以下のような技術をいいます。
【RPA(Robotic Process Automation)】
事務処理を自動化するソフトウェアのことで、具体的にはデータ登録や転記、競合製品の価格調査などの情報収集、メールの送信や顧客のデータチェックなどの提携業務の自動化です。
労働力不足と働き方改革が課題となっている現代において、注目されている技術です。
なるほど…労働力不足を補ったり働く人たちの負担を軽減してくれる技術なんだね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
100株以上保有の株主に対してオリジナルQUOカードを進呈。権利確定月は2月末日と8月末日。
保有株数 | 金額 |
---|---|
100株以上 | 500円相当 |
500株以上 | 1,000円相当 |
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2024年2月期 | 83円(予想) | 49.3% |
2023年2月期 | 72円 | 50.7% |
2022年2月期 | 61円 | 97.2% |
配当方針として前期の配当を下限とすること、配当性向50%前後を目安とすることを掲げています。
2022年2月期は利益のほとんどが配当に回っているね。
配当の原資となる利益が少なかったのかな?
では続いて、最近の経営成績について確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
22年2月期 | 23年2月期 | 24年2月期 (予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 395億円 | 493億円 | 563億円 |
営業利益 | 56億円 | 115億円 | 145億円 |
経常利益 | 53億円 | 115億円 | 141億円 |
当期純利益 | 34億円 | 79億円 | 94億円 |
MEMO
【2022年2月期】
人材サービス事業がコロナの影響から順調に回復していること及びDX事業の高い成長により前期比21.6%の増収となりました。
しかしながら、人材サービス事業において更なるシェア拡大とバイトルPROの認知拡大のための先行投資として大規模な広告宣伝を実施したことで費用が増加し、営業利益と経常利益が減益となりました。
一方で前期に発生した投資有価証券の売却損の反動で最終利益は前期比473.9%増の増益となりました。
【2023年2月期】
人材サービス事業が市場の回復ペースを上回って拡大したこと及びDX事業の高成長が継続し前期比24.9%の増収となりました。
また、広告宣伝がより効率的に増収につながった為、利益率が改善され営業利益、経常利益、最終利益はいずれも前期比100%以上増と大幅な増益となりました。
【2024年2月期(予想)】
労働市場や求人広告市場は引き続き緩やかに回復していくと見込まれ、過去最高の売上高と営業利益を予想しています。
このような状況の中、ディップでは広告宣伝や新卒及び中途社員の採用、システム開発など積極的な投資を継続し更なる成長を目指します。
営業利益率
22年2月期 | 23年2月期 | サービス業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
14.2% | 23.4% | 6.8% |
自己資本利益率
22年2月期 | 23年2月期 | サービス業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
11.1% | 22.7% | 10.6% |
2022年2月期は先行投資として広告宣伝費が増えたことで利益が少なかったんだね。
でも、コロナからの回復と広告宣伝などの投資効果が現れてきた人材サービス事業に加えて、DX事業が高成長を牽引し2023年2月期は大幅な増益、2024年2月期は過去最高益を達成する見込みなんだね!
積極的な投資は利益率のアップにも現れていますね!
続いて、財政状態を確認していきましょう!
【財政状態】安全性の分析
22年2月期 | 23年2月期 | |
---|---|---|
総資産 | 424億円 | 501億円 |
自己資本 | 324億円 | 376億円 |
流動比率
22年2月期 | 23年2月期 | サービス業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
282.0% | 275.0% | 205.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年2月期 | 23年2月期 | サービス業中央値 【22年実績】 |
---|---|---|
76.4% | 75.0% | 50.6% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
流動比率は200%代後半、自己資本比率は70%を超えており、短期的な資金繰りも長期的な財務安全性も問題ありません。
また、有利子負債はゼロと実質無借金経営で財務は鉄壁です。
業績の成長性に加えて安定感も抜群なんだね!
では、最後に今後の見通しについて確認しましょう!
【中期経営戦略】今後の見通し
ディップでは現在、2025年2月期を最終年度とする中期経営戦略「dip2025」を実施しています。
人材サービス事業を引き続きしっかりと成長させていくとともに、DX事業を新たな成長ドライバーとし、加えてストック収益の拡大やSDGsを基にした新規事業の立ち上げなどの取り組みにより、2025年2月期には「売上高1,000億円、営業利益300億円」を目指しています。
23年2月期 【実績】 | 25年2月期 【目標】 | |
---|---|---|
売上高 | 493億円 | 1,000億円 |
営業利益 | 115億円 | 300億円 |
労働力不足や中小企業のDX化加速、持続可能な社会の実現など、ディップにはまだまだ成長のチャンスがいっぱいなんだね!
これからもディップの更なる活躍に期待ですね!
まとめ
- ディップは、1997年に設立されインターネット求人情報サイト等の提供を行う「人材サービス事業」と中堅・中小企業のDX化を支援する「DX事業」を展開。
- RPAは労働力不足と働き方改革が課題となっている現代において、注目されている技術で事務処理を自動化するソフトウェアのこと。
- 株主優待は、100株以上保有の株主に対してオリジナルQUOカードを進呈。権利確定月は2月末日と8月末日。
- 配当方針として前期の配当を下限とすること、配当性向50%前後を目安し2024年2月期の配当は83円を予想。
- 2022年2月期は先行投資として広告宣伝費が利益を圧迫。2023年2月期はコロナからの回復と広告宣伝などの投資効果が現れ、加えてDX事業が高成長を牽引しは大幅な増益。2024年2月期は過去最高益を達成する見込み。
- 流動比率は200%代後半、自己資本比率は70%を超え有利子負債はゼロと財務は鉄壁。
- 2025年2月期を最終年度とする中期経営戦略「dip2025」では、「売上高1,000億円、営業利益300億円」を目指す。
以上、本日はディップをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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