皆さんこんにちは!
本日ご紹介するのは「あいホールディングス」です!
あいホールディングス…
何をしている会社なんだろう?
監視カメラなどのセキュリティ機器やカッティングマシンを中心にニッチ市場に強い製品を複数持つ会社です!
監視カメラにカッティングマシンをまで作っているなんて面白いね!
他にもどんな製品を作っているか気になる!
そうですね!
本日はこのあいホールディングスについて事業内容や業績について詳しく見ていきましょう!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・あいホールディングスの事業内容
・あいホールディングスの株主還元と業績
・あいホールディングスの収益性と安全性
事業内容
あいホールディングスは2007年に設立された純粋持株会社で、「全ては信頼と誠実から始まり人と社会に認められる価値を創造する」を企業理念としています。
「セキュリティ機器」「情報機器」の2大事業に加えて「カード機器及びその他事務用機器」「設計事業」などを展開しています。
事業区分 | 主な製品 | 備考 |
---|---|---|
セキュリティ機器 | セキュリティシステム機器 | 国内4万件を超えるマンションに監視カメラシステムを導入 |
情報機器 | カッティングマシンとラベル加工用システム | カッティングマシンは広告や看板業者向けの業務用からペーパークラフト等ホビー向けの個人用まで提供 |
カード機器及びその他事務用機器 | カード発行システム機器と鉄骨専用CAD | 医療向けシステムでは診察券発行機や再来受付機等、一般向けシステムではICカード身分証明書、磁気カードリーダー等を提供 |
設計事業 | 耐震診断・耐震構造設計が中核 | 庁舎・文化施設・学校・産業プラント等様々な建物の設計を手掛ける |
その他 | 計測機器・節電省エネシステム他 | 施設内のエアコンの電力消費と電気料金の削減が出来る空調に特化した省エネシステムを開発・製造・販売 |
本当に色々な製品を扱っているんだね!
ところで「CAD」ってどんなものなの?
設計現場で用いられるツールでコンピュータを使って図面やデザインを作成することができます。
「Computer Aided Design」の略でキャドといいます。
図面の作成がコンピューター上でできるソフトなんだね!
では続いて、あいホールディングスの株主優待や配当についてを見ていきましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待制度は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
23年6月期 (予想) | 75円 | 44.4% |
22年6月期 | 60円 | 36.7% |
21年6月期 | 45円 | 36.3% |
2023年6月期の年間配当金は1株当たり75円の予想で2期連続の増配予想です!
株主とっては嬉しいよね!
増配を続けることができるってことは業績も好調なのかな?
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年6月期 | 22年6月期 | 23年6月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 462億円 | 470億円 | 480億円 |
営業利益 | 94億円 | 98億円 | 103億円 |
経常利益 | 98億円 | 108億円 | 107億円 |
当期純利益 | 58億円 | 77億円 | 80億円 |
MEMO
【21年6月期】
コロナの影響や前年の増税前の駆け込み需要の反動減等により「カード機器及びその他事務用機器」と「設計事業」が減収となりました。
しかしながら、コロナから回復傾向にある「セキュリティ機器」及び海外を中心として小型カッティングマシンが好調な「情報機器」が増収となり、グループ全体としても増収増益となりました。
【22年6月期】
主力事業のひとつである「情報機器」は半導体不足や物流費の高騰、米国の景気減速懸念等の影響を受け減収となりました。しかし、もう一方の「セキュリティ機器」はマンション向けの更新と新規獲得が堅調に推移し、他の事業についても好調でグループ全体として過去最高益を達成しました。
【23年6月期】
コロナの影響をはじめ、原材料や物流費の高騰、電子部品の確保困難など不確実な経済環境のもと、
・新製品の開発と販売
・業務提携を含む販路の拡大
・採算性を考慮した事業運営
を行い、3期連続の増収増益を予想しています。
営業利益率
21年6月期 | 22年6月期 | 卸売業 (2021年)中央値※ |
---|---|---|
20.4% | 20.9% | 2.3% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年6月期 | 22年6月期 | 卸売業 (2021年)中央値※ |
---|---|---|
11.4% | 13.5% | 5.7% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
営業利益率、自己資本利益率ともに業界の中央値を上回っていて稼ぐ力もありそうだね!
利益率の高さはあいホールディングスの特徴といえますね!
では続いて財政状態を確認しましょう!
【財政状態】安全性の分析
21年6月期 | 22年6月期 | 23年6月期 第2四半期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 666億円 | 754億円 | 771億円 |
自己資本 | 536億円 | 612億円 | 629億円 |
流動比率
21年6月期 | 22年6月期 | 23年6月期 第2四半期 |
---|---|---|
592.3% | 530.8% | 527.1% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年6月期 | 22年6月期 | 23年6月期 第2四半期 |
---|---|---|
80.6% | 81.2% | 81.6% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
流動比率は500%、自己資本比率は80%を超えており財務は鉄壁です!
2023年6月期中間決算について
売上高 | 233億円(48.5%) |
営業利益 | 48億円(47.2%) |
経常利益 | 51億円(47.7%) |
四半期純利益 | 38億円(47.7%) |
MEMO
主力の「セキュリティ機器」は大型案件の寄与もあり過去最高益を更新した一方で、「情報機器」は北米・欧米の景気減速などで苦戦し減収減益となりました。
通期予想に対するグループ全体での進捗状況はほぼ順調で、加えて第3の事業の柱として成長中の節電・省エネシステムを中心とした「脱炭素システム事業」の寄与にも期待です。
まとめ
- あいホールディングスは2007年に設立された純粋持株会社で、「セキュリティ機器」「情報機器」の2大事業に加えて「カード機器及びその他事務用機器」「設計事業」などを展開
- CADとは図面の作成がコンピューター上でできるソフト。
- 2023年6月期の年間配当金は1株当たり75円の予想で2期連続の増配予想。
- 不確実な経済環境のなか、年度によって減収となる事業もあるが他の事業でカバーすることによって、グループ全体としては3期連続で増収増益の見込み。
- 流動比率は500%、自己資本比率は80%を超え財務は鉄壁。
- 2023年6月期の中間決算は順調に推移。第3の事業の柱として「脱炭素システム事業」が成長中。
あいホールディングスは事業を通して安全で便利な社会を実現してくれているんだね!
これからは省エネルギーやCO2の削減といった社会課題への貢献にも期待です!
以上!本日はあいホールディングスをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
コメント