本日ご紹介するのは、イオンファンタジーです!
もしかしてイオングループの会社かな?
楽しそうな名前だけど何をしている会社なんだろう…
イオンファンタジーはアミューズメント施設を運営している会社です!
みるきーもきっと遊びに行ったことがあるはずですよ!
イオンにあるゲームセンターと言えば…
あ、モーリーファンタジーとか?
正解です!
楽しくてついつい時間を忘れて夢中になっちゃいますよね(笑)
そうなんだよね!
クレームゲームなんかムキになって何回もしちゃうんだ(笑)
今日はこのイオンファンタジーについて詳しく見ていくんだね!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・イオンファンタジーの事業内容
・イオンファンタジーの株主還元と業績
・イオンファンタジーの収益性と安全性
事業内容
イオンファンタジーはイオンの子会社で国内外でアミューズメント施設を運営しています。
1997年、ショッピングセンター内の室内遊園地事業を目的に設立され、当時のジャスコから58店舗を譲り受ける形で営業を開始しました。
現在はイオングループが運営するショッピングセンター内を中心に国内579施設、海外では中国やASEAN諸国(マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシアなど)で433施設を運営しています。
日本だけでなく海外でもアミューズメント施設を運営しているんだね!
そうなんです!
2022年2月期の国内外別の売上高比率は以下のようになっています。
国内の売上がもちろん多い一方で、海外の売上も全体の約2割を占めているんだね!
日本だけでなく世界中の家族に楽しい時間を提供してくれているんですね。
では続いて、株主への利益還元策について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
2月末日、8月末日時点において100株以上保有の株主は以下の優待品がもらえます。
保有株数 | 2月 | 8月 |
---|---|---|
100株以上 | 【優待券】2,000円 【魚沼産コシヒカリ】3㎏ | 【優待券】2,000円 |
200株以上 | 【優待券】4,000円 【魚沼産コシヒカリ】3㎏ | 【優待券】4,000円 |
300株以上 | 【優待券】6,000円 【魚沼産コシヒカリ】3㎏ | 【優待券】6,000円 |
1,000株以上 | 【優待券】10,000円 【ひとつ選択】 有名ブランド米やイオンギフトカードなど | 【優待券】10,000円 |
優待券はイオンファンタジーが運営するアミューズメント施設で利用できます!
しかもお米までもらえるんだね!
キッズはもちろんママさんもパパさんも嬉しい株主優待品だね!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
23年2月期 | 10(予想) | -% |
22年2月期 | 20円 | -% |
21年2月期 | 30円 | -% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
イオンファンタジーは配当性向が示されていないね…
減配も続いているし、業績が悪いのかな…
確かにそうですね…
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年2月期 | 22年2月期 | 23年2月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 461億円 | 601億円 | 732億円 |
営業利益 | ▲74億円 | ▲34億円 | 3億円 |
経常利益 | ▲77億円 | ▲33億円 | 3億円 |
当期純利益 | ▲92億円 | ▲45億円 | ▲34億円 |
【21年2月期~22年2月期】
国内外において新型コロナウイルス感染症の影響による営業時間の短縮や臨時休業が売上低下につながり赤字が続いています。
しかし、22年2月期は売上が前年に比べて約30%増収となり赤字も半減しました。また、第4四半期には営業利益が黒字になるなど回復傾向がみられ、感染者数の増減に左右されながらも明るい兆しが見え始めています。
国別に見ると好調なプライズ部門が売上を牽引する国内と、ほぼ全店休業から第3四半期より営業を再開して急回復が進むASEAN諸国に比べて、行動制限が厳しい中国では商戦期間にコロナの感染拡大が重なった影響もあり回復のスピードが遅れています。
【23年2月期】
当初の予想では当期純利益が3期ぶりの黒字となる予想でしたが、中国のゼロコロナ政策への影響が引き続き大きく赤字予想へと下方修正しました。
一方で国内では9月以降コロナ禍前の水準を上回る売上を記録しており、ASEAN諸国においては売上高、営業利益ともに当初計画を上回る進捗となっています。
コロナという長いトンネルの出口が見えてきた一方で、行動制限が厳しい中国での回復が遅れているんだね…
そうなんです。
しかし、来期以降は好調な国内・ASEAN諸国に加えて中国のゼロコロナ政策の解除により、いよいよ本格的な回復に期待が持てそうです!
【財政状態】安全性の分析
21年2月期 | 22年2月期 | 23年2月期 第3四半期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 539億円 | 512億円 | 499億円 |
自己資本 | 166億円 | 116億円 | 91億円 |
流動比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 |
---|---|---|
40.8% | 34.6% | 34.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 |
---|---|---|
30.9% | 22.8% | 18.3% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
財政状態はコロナ禍に入り急激に悪化しています。短期の債務支払い能力を示す流動比率は100%を切っており新たな資金調達が必要な状況です。
赤字の補てんと有利子負債の増加により、コロナ禍前は50%を超えていた自己資本比率は20%以下まで低下しています。
早期の業績回復による財務基盤の強化が必要です。
まとめ
- イオンファンタジーは1997年に設立、国内外でアミューズメント施設を運営し、国内579施設、海外433施設を展開。
- 株主優待は、保有株数に応じて優待券とお米がもらえる。
- 23年2月期は1株あたり10円の配当を実施予定だが、減配が続く。
- コロナ禍で赤字が続いているが、国内・ASEAN諸国を中心に回復傾向。行動制限が厳しい中国では回復が遅れている。
- 23年3月期は、中国のゼロコロナ政策の影響が引き続き大きく赤字予想へと下方修正。
- 財政状態はコロナ禍に入り急激に悪化。早期の業績回復による財務基盤の強化が必要。
今は厳しい状況だけど、コロナに負けずこれからも楽しい時間を世界中の家族に届けてほしいな!
そうですね!
以上、本日はイオンファンタジーをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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