皆さんこんばんは!
本日の銘柄分析は、サンマルクHDです!
あ!サンマルク!
みるきーはサンマルクカフェのチョコクロワッサンが大好き!
サンマルクのパンはどれも美味しいですよね!
我が家でもサンマルクカフェの福袋を毎年購入しています!
もしかしてサンマルクHDの株主になるとお得な優待制度もあるのかな?
気になりますよね!
早速サンマルクHDについて詳しく調べてみましょう!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・サンマルクHDの株主優待と配当
・サンマルクHDの事業内容
・サンマルクHDの収益性と安全性
まずは事業内容からご紹介します!
出発進行!
事業内容
サンマルクホールディングスは、持株会社で各子会社を通じてレストラン事業及び喫茶事業を展開し、「ベーカリーレストランサンマルク」「サンマルクカフェ」「すし処函館市場」「鎌倉パスタ」等を運営しています。
1989年に岡山で創業して以来、店内調理や焼き立てパンの提供、直営での店舗運営などにこだわり「お客様にとって最高のひとときを創造」することを経営理念に掲げ事業を展開しています。
株主還元
株主優待
株主優待カードをサンマルクグループのお店で提示すると飲食代金の20%(すし処函館市場は10%)を割引してもらえます!
それはお得だね!みるきーは友達とよくサンマルクカフェに行くんだけど…
友達の分は割引にはならないよね?
それが同伴者の飲食代もまとめて支払えば割引してもらえるんです!
嬉しい!
普段から家族や友達とサンマルクのお店を利用する人はますますお得だね!
配当実績
1株あたり年間配当額 | 配当性向 | |
---|---|---|
23年3月期 | 44円 | 82.9% |
22年3月期 | 44円 | -% |
21年3月期 | 44円 | -% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
23年3月期は配当性向がかなり高い予想だね。
直近2期も配当性向がマイナスだし、最近は業績があまりよくないのかな?
気になりますね…
では続いて経営成績と財政状態を確認しましょう!!
【経営成績】収益性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 439億円 | 477億円 | 560億円 |
営業利益 | ▲40億円 | ▲35億円 | 20億円 |
経常利益 | ▲36億円 | 24億円 | 25億円 |
当期純利益 | ▲80億円 | ▲47億円 | 11億円 |
MEMO
【コロナ前の業績】
2020年3月期までは店舗数と売上を順調に伸ばしていましたが、コロナ禍で大きな打撃を受けました。
一方で営業利益については人件費を中心に費用が増加し、コロナ前から低下傾向にありました。
【2022年3月期の業績】
売上高は前期より増加しましたが、会社予想には至らず本業の利益である営業利益はマイナスとなりました。
一方コロナ協力金により経常利益(受取利息や支払利息など営業外の損益も反映した利益)はプラスとなりましたが、店舗の収益性の低下による減損処理と繰延税金資産(前期までの税期の前払い分)の取り崩しにより最終的な利益は47億円の赤字となりました。
【今後の業績の見通し】
不採算店舗の退店を進めるとともに、レストラン事業を中心に出店を進め店舗数の増加を計画しています。
既存店については品質・サービス向上による客足の回復、テイクアウト・EC事業の推進による増収、DXによる業務の効率化による経費の削減を計画しています。
これらの戦略により2023年3月期には赤字から脱却し、成長軌道への回帰を目指しています。
やっぱりコロナ禍になってからは赤字が続いているんだね…
サンマルクHDは客足の回復に向けてどんな取り組みを行っているんだろう?
サンマルクカフェでは感染対策としてパンを個包装にしていましたが、その場合パンを冷ます必要があり、焼き立てパンを提供することが出来ませんでした。
焼き立てパンがサンマルクのこだわりだったのに…
そこでパン台にスニーズガードを設置して焼き立てパンを再開するなど、アフターコロナ仕様への店舗改装に投資を行っています。
なるほど!
じゃあ飲食店のDXにはどんなものがあるの?
例えばサンマルクHDではお客さんのオーダー内容がキッチン内のタブレットにレシピや完成写真とともに表示されるシステムを実験中です!
すごいね!スタッフさんは一目で何をどうやって作ればいいか分かるんだね!
また経験の浅いアルバイトさんでも調理がスムーズにできたり、提供時間の短縮や作り間違いも防げるなど生産性の向上が期待されます!
【財政状態】安全の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 558億円 | 480億円 | 475億円 |
自己資本 | 376億円 | 311億円 | 311億円 |
流動比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 |
---|---|---|
384.7% | 348.8% | 372.8% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第2四半期 |
---|---|---|
67.5% | 64.8% | 65.5% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
有利子負債を大きく上回る現金を保有しており、流動比率・自己資本比率ともに良好です。
短期的にも長期的にも債務支払い能力に問題はなく、2期連続で赤字にも関わらず配当を維持できるのも豊富に保有する現金のおかげです。
では最後に2023年3月期中間決算の内容を確認しましょう!
2023年3月期中間決算について
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
274億円 (48.9%) | ▲5億円 (-24.7%) | 7億円 (28.6%) | 4億円 (35.6%) |
MEMO
売上高は計画通りの推移となりましたが、利益については原価や人件費・水道光熱費などの費用が圧迫し、本業の利益である営業利益はマイナス、経常利益と当期純利益についても黒字は確保しましたが低調な進捗状況となりました。
このような状況の中、サンマルクHDは下期も原材料高や費用高の状態が続くと考え、2023年3月期の通期予想を下方修正しました。
当初予想 | 修正後 | |
---|---|---|
売上高 | 560億円 | 変更なし |
営業利益 | 20億円 | 0億円 |
経常利益 | 25億円 | 13億円 |
当期純利益 | 11億円 | 7億円 |
今年も厳しい状況が続いているんだね…
そうですね…原価や費用の増加を値上げやコスト削減でなんとか吸収し、黒字の確保を目指しています。
まとめ
- サンマルクホールディングスは、持株会社で各子会社を通じてレストラン事業及び喫茶事業を展開
- 株主優待は株主優待カードで、サンマルクグループのお店で提示すると飲食代金の20%(すし処函館市場は10%)を割引
- 2022年3月期は47億円の赤字。不採算店舗の退店、レストラン事業を中心に出店、品質・サービス向上、テイクアウト・EC事業の推進、DXによる業務の効率化などにより赤字から脱却を目指す。
- 有利子負債を大きく上回る現金を保有、流動比率・自己資本比率ともに良好。
- サンマルクHDは下期も原材料高や費用高の状態が続くと考え、2023年3月期の通期予想を下方修正
以上!本日はサンマルクHDをご紹介しました!
なんだかチョコクロワッサンが食べたくなってきちゃったな(笑)
サンマルクHDにはこれからもお客さんに最高のひとときを提供し続けてほしいですね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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