皆さんこんばんは!
本日の銘柄分析は、鈴茂器工です!
えーと…なんて読むの?
「すずも」と読みます。
世界で初めて寿司ロボットを開発した会社なんですよ!
そうなんだ!
もしかして、回転寿司で美味しいお寿司を食べられのはこの会社のおかげ?
その通りです!
鈴茂器工は、回転寿司市場の成長を支えてきた陰の立役者なんです!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・鈴茂器工の事業内容と業績
・鈴茂器工の株主還元について
・会社の経営成績や安全性はどこを見ればいいの?
まずは、気になる事業内容からご紹介します!
出発進行!
事業内容
鈴茂器工は1961年に設立され、世界初となる寿司ロボットを開発した会社です。
鈴茂器工の他、子会社4社、関連会社1社で構成される鈴茂器工グループは、寿司ロボットなど米飯加工機械の製造・販売をはじめとして、以下の事業を行っています。
また、寿司・おむすびなどの米飯食の認知度が高まる海外への展開にも注力し、海外売上高は年々増加しています。
日本だけでなく世界中の人々にお米のおいしさを届けてきたんだね!
お米に対する情熱はどこにも負けないかもしれませんね!
続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
権利確定月は3月末日で、保有株数に応じた金額のジェフグルメカードがもらえます。
保有株数 | 金額 |
---|---|
100株以上 | 500円相当 |
300株以上 | 1,500円相当 |
500株以上 | 2,500円相当 |
1,000株以上 | 5,000円相当 |
5,000株以上 | 10,000円相当 |
食に関わる事業を展開する鈴茂器工らしい優待品だね!
お釣りが出て使い勝手がいい所も嬉しいですね!
次に配当金の推移です!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年3月期 | 62円 | 30.4% |
2022年3月期 | 40円 | 24.1% |
2021年3月期 | 20円 | 18.9% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 94億円 | 115億円 | 130億円 |
営業利益 | 9億円 | 15億円 | 18億円 |
経常利益 | 9億円 | 15億円 | 18億円 |
当期純利益 | 6億円 | 10億円 | 13億円 |
MEMO
2022年3月期の外食業界は引き続き厳しい状況でしたが、外食・小売業において機械化、省人化の動きが加速し、製品需要が高まったことから増収増益となりました。
2021年にグループ入りした日本システムプロジェクトってどんな会社なの?
飲食店向けにPOSシステムやセルフオーダーシステム、配膳ロボットなどを提供する会社です!
日本システムプロジェクトの子会社化により、オーダーから調理、配膳、決済、会計までトータルサポートが可能となりました。
コロナ禍における衛生意識の高まりや、経済活動の再開による人手不足から、機械化・セルフ化の流れは続くとみられ、2023年3月期も増収増益を予想しています。
営業利益率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 機械業中央値 【2021】※ |
---|---|---|---|
9.7% | 13.1% | 13.8%(予想) | 6.7% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 機械業中央値 【2021】※ |
---|---|---|
5.7% | 8.4% | 5.6% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 (第2四半期) | |
---|---|---|---|
総資産 | 146億円 | 164億円 | 168億円 |
自己資本 | 121億円 | 132億円 | 135億円 |
流動比率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 (第2四半期) | 機械業中央値 【2021】※ |
---|---|---|---|
764.7% | 680.9% | 641.4% | 243.0% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 (第2四半期) | 機械業中央値 【2021】※ |
---|---|---|---|
82.9% | 80.6% | 80.2% | 61.0% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
自己資本÷負債純資産合計×100(%)
財務も鉄壁だね(驚)
実質無借金経営です!
今後の更なる成長と株主への還元にも期待したいですね!
それでは最後に2023年3月期の中間決算の内容を確認しましょう!
2023年3月期中間決算の内容
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
63億円 (48.9%) | 4億円 (24.2%) | 4億円 (26.1%) | 3億円 (28.9%) |
営業利益以下の進捗率が低いけど…
鈴茂器工の業績は下期が高い傾向にあります。
これは、クリスマスや年末年始、節分といったイベントに重なって機械需要が高まるからです。
お寿司や巻き寿司を食べる機会はこれからだもんね!
下期の巻き返しに期待だね!
まとめ
- 鈴茂器工は1961年に設立、世界初となる寿司ロボットを開発した会社
- 株主優待は、保有株数に応じた金額のジェフグルメカード
- 2022年3月期は、外食・小売業において機械化、省人化の動きが加速し増収増益
- 2023年3月期は、増収増益を予想。中間決算の各利益の進捗率は低いが、クリスマスやお正月などイベントを控える下期の巻き返しに期待。
以上、本日は鈴茂器工をご紹介しました!
飲食業界でも機会化・省人化の流れが加速しています。
これからの更なる成長に期待したいですね!
鈴茂器工の製品によって米食の美味しさを知ってくれる人がもっと増えるといいね!
そうですね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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