皆さんこんばんは!
本日ご紹介する銘柄は、「高速」です!
高速…何をしている会社か見当もつかないなぁ…
みるきーもきっと高速の製品を見たことがあるはずですよ!
実は、高速は弁当容器やトレーなど食品の包装資材を販売する会社なんです。
そうなんだね。
でも、食品の包装資材ってなんか地味なイメージ…
それが高速が扱う商品は包装資材だけにとどまらないんです!
しかも、安定した連続増配株・優待株でありあながら、まだまだ成長も期待できる会社なんですよ!
そうなんだ!
なんだかこの会社がすごく気になってきた!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- 高速の事業内容と業績
- 高速の株主優待と配当金の推移
- 会社の経営成績や安全性はどこを見ればいいの?
まずは、気になる事業内容からご紹介します!
出発進行!
事業内容
高速は1966年に創業し、食品の包装資材を製造・販売する専門商社です。
また、チラシやラベルなど販売促進ツールの企画・デザインを含めた商品開発や、包装に関する機械の販売なども行っており事業を通して、
「食の流通を支える」
「おいしさを演出する」
ことを目指しています。
以下の図のような商品を提供し、取扱品目は14万点以上にのぼります。
チラシやラベルの企画・デザインから、すしロボットの販売まで…
食品に関わる資材やサービスなら全て揃うね!
また高速では、環境に優しい製品の開発にも取り組んでおり、バイオマス資源*を40%配合したフォークスプーンは、大手スーパーなどに大ヒットしているそうですよ!
*【バイオマス資源】
植物や動物などから生み出される、再生可能な有機性の資源をいいます。
(石油や石炭などの化石資源は除く。)
例)生ごみ、家畜の排泄物、木くず、さとうきび、とうもろこし、他
続いて、株主優待の内容と配当金の推移を見ていきましょう!
株主還元
株主優待
権利確定月は3月末日で、保有株式数に応じてQUOカードまたはカタログギフトを進呈。
保有株式数 | 優待品 | 相当金額 |
---|---|---|
100株以上 | QUOカード | 500円 |
300株以上 | カタログギフト | 3,000円 |
500株以上 | カタログギフト | 5,000円 |
1,000株以上 | カタログギフト | 5,000円×2 |
では続いて、配当金の推移を見ていきましょう!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年3月期 (予想) | 46円 | 32.9% |
2022年3月期 | 44円 | 31.9% |
2021年3月期 | 42円 | 33.5% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
MEMO
高速では、中期経営計画の最終年度である2026年3月期まで22期連続増配を予定しています。
22期連続で増配を予定しているなんてすごいね!
減配をしないということは、それだけ業績も好調なのかな?
株主に対する還元に対するにも積極的ですね!
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 864億円 | 918億円 | 950億円 |
営業利益 | 33億円 | 36億円 | 38億円 |
経常利益 | 35億円 | 38億円 | 40億円 |
当期純利益 | 24億円 | 26億円 | 27億円 |
MEMO
高速は1966年の創業以来、常に売上高が前年を上回る右肩上がりの増収を続けてきました。(減収は2014年の1度のみ)
今後も次の3つの要因により、更なる成長に期待できそうです。
・現在、東北と関東を中心に展開しており、関西以西に拠点が少ない
・業界トップの高速でも市場占有率は5%程度
・持続可能な社会に向けた市場の流れに乗る、環境に配慮した新製品の開発
創業してから減収が1度しかないなんてすごいね!
常に成長を続けてきた会社なんですね!
2023年3月期も、原料価格や燃料費高騰によるコスト増は不安が残るものの、増収増益を予想しています。
営業利益率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 卸売業中央値(2021)※ |
---|---|---|
3.7% | 4.0% | 2.3% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 卸売業中央値(2021)※ |
---|---|---|
8.2% | 8.5% | 5.7% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
2021年3月期 | 2022年3月期 | |
---|---|---|
総資産 | 507億円 | 524億円 |
自己資本 | 303億円 | 321億円 |
流動比率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 卸売業中央値(2021)※ |
---|---|---|
164.6% | 155.4% | 170.6% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産との比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
2021年3月期 | 2022年3月期 | 卸売業中央値(2021)※ |
---|---|---|
59.9% | 61.2% | 47.5% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
流動比率は平均より少し低めですが、企業が保有する現金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュは2022年3月期で93億円、自己資本比率は60%を超えており、財務は良好です。
成長を続けながら、財務も鉄壁なんだね!
では最後に、2023年3月期の中間決算の内容を見てみましょう!
2023年3月期の中間決算
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
481億円 (50.7%) | 20億円 (54.8%) | 21億円 (54.9%) | 14億円 (55.1%) |
MEMO
通期予想の修正も無く、売上高・各利益とも進捗率は50%を超えており順調に推移しています。
最後にまとめだよ!
まとめ
- 高速は、食品の包装資材を製造・販売する専門商社
- 株主優待は、保有株式数に応じてQUOカードまたはカタログギフトを進呈
- 1966年の創業以来、右肩上がりの増収(減収は2014年の1度のみ)
- 2023年3月期は、原料価格や燃料費高騰によるコスト増は不安が残るものの、増収増益を予想
- ネットキャッシュは2022年3月期で93億円、自己資本比率は60%を超えており、財務は良好
- 2023年3月期の中間決算は、売上高・各利益とも進捗率は50%を超えており順調に推移
以上、本日は高速をご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんもぜひお買い物の際には、高速の製品を探してみてね!
ありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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