皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、山九です!
山九って最近どこかで見たような…
もしかして、甲子園球場ではないですか?
あ、そうだ!
バックスクリーンに広告があって、なんの会社だろう…て思ってたんだ!
実はパパも何をやっている会社なのか気になっていたんです!
本日はこの山九について、どんな会社なのか調べてみましょう!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- 山九の株主還元
- 山九の事業内容と業績
- 会社の経営成績や安全性はどこを見ればいいの?
まずは、気になる事業内容からご紹介します!出発進行!
会社紹介
事業内容
山九は、企業と取引をするBtoB事業を展開する会社で、1918年に創業しました。
山九グループは山九と、子会社71社、関連会社15社で構成されており、主に物流事業と機工事業を国内外において展開しています。
ビジネスの強みとして、工場の建設からメンテナンス、原材料の調達や商品の販売における物流まで、顧客をトータルにサポートできる体制を整えています。
物流事業 | ・船舶、トラックによる運送事業 ・寄託を受けた貨物の保管、入出庫の管理など |
機工事業 | ・工場建設の企画・設計、材料の調達、機械・装置の製作と輸送、建設工事 ・設備装置のメンテナンス ・プラント機器等の大型重量物の輸送など |
2022年3月期の全体の売上高に占める事業別の割合は次の図の通りです。
工場の建設から、商品をお客さんに届けるまでサポートしてくれるなんて頼りになる会社だね!
その通りですね!
続いて、山九の株主への還元に対する姿勢を見ていきましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待制度は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額 (年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 110円 | 28.8% |
2021年3月期 | 110円 | 28.3% |
2020年3月期 | 105円 | 24.8% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 5,694億円 | 5,338億円 | 5,538億円 |
営業利益 | 403億円 | 339億円 | 344億円 |
経常利益 | 401億円 | 349億円 | 354億円 |
当期純利益 | 256億円 | 235億円 | 226億円 |
MEMO
2022年3月期は、増収減益となりました。
物流事業は好調に推移し増収増益で、全体の売上に占める割合は51.8%となりました。
機工事業は東南アジアでの工事量の増加はあるものの、前期完工した大型建設工事や環境関連工事の反動減など国内での収入減により増収減益となり、全体の売上に占める割合は43.9%となりました。
営業利益率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 陸運業平均※ (コロナ前) |
---|---|---|---|
7.1% | 6.4% | 6.2% | 31.5% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 陸運業平均※ (コロナ前) |
---|---|---|---|
13.9% | 13.0% | 10.9% | 7.1% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 4,340億円 | 4,568億円 | 4,624億円 |
自己資本 | 2,113億円 | 2,349億円 | 2,459億円 |
流動比率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 陸運業平均※ |
---|---|---|---|
154.2% | 176.4% | 169.4% | 119.0% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 陸運業平均※ |
---|---|---|---|
48.7% | 51.4% | 53.2% | 41.8% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
自己資本(純資産)÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
短期の安全性を示す流動比率、長期の安全性を示す自己資本比率ともに業界平均を上回っています。
特に自己資本比率は、年々増加しており50%を超えています。財務の健全性は問題ないと言えます。
2023年3月期の会社予想
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
5,635億円 (1.7%) | 350億円 (1.6%) | 355億円 (0.2%) | 230億円 (1.6%) |
MEMO
2023年3月期は、資源価格の高騰や中国の経済減速懸念などがありますが、国内外の物流や、取引企業の生産・出荷活動は比較的堅調に推移すると見込んでおり、増収増益を予想しています。
まとめだよ!
まとめ
- 山九は、主に物流事業と機工事業を国内外において展開
- 工場の建設からメンテナンス、原材料の調達や商品の販売における物流まで、顧客をトータルにサポートできる体制が強み
- 2022年3月期は、増収減益
- 2023年3月期の会社予想は、増収増益を見込む
- 財務の健全性は良好
以上、本日は山九をご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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