皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは(株)エディオンです!
みるきーもよく行くよ!
最新家電からおもちゃまで売っていて、見てるだけでも楽しいよね!
そうですね!
パパも家電が大好きで、見ているだけで欲しくなっちゃいます(笑)
店員さんの知識の豊富さも尊敬です…
家電だけでなく日用品も売っていて、僕たちの生活に欠かせないお店だよね!
その通りですね!
本日はこの(株)エディオンについて株主優待や、事業内容、業績などを詳しく見ていきましょう!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- (株)エディオンの株主優待
- (株)エディオンの事業内容と業績
- 会社の安全性や経営成績はどこを見ればいいの?
まずは気になる株主優待からご紹介します!
出発進行!
株主還元
株主優待
毎年3月末日現在の株主を対象にエディオングループで使えるギフトカードがもらえます!
所有株式数 | 優待金額 |
---|---|
100~499株 | 3,000円 |
500~999株 | 10,000円 |
1,000~1,999株 | 15,000円 |
2,000~4,999株 | 20,000円 |
5,000~9,999株 | 25,000円 |
10,000~ | 50,000円 |
更に、1年以上長期保有の株主には、以下の通り追加贈呈があります!
所有株式数 | 優待金額 |
---|---|
100~999株 | 1,000円 |
1,000~ | 2,000円 |
配当実績
直近3年間の1株当たりの配当額と配当性向は次の通りです。
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2020年3月期 | 34円 | 33.6% |
2021年3月期 | 46円 | 29.6% |
2022年3月期 | 44円 | 35.1% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、その何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
そうとも限りません!
会社の更なる成長に向けて、新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
会社が成長して、もっといっぱい稼いでくれたら、株主としては嬉しいですよね!
確かに!
「株主還元」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
エディオンの最近の配当性向は30%前後で推移していますね。
それでは続いて、エディオンの沿革と事業内容について見ていきましょう!
会社紹介
沿革
2002年 | 中国・四国・九州地方を地盤とする(株)デオデオと中部地方を基盤とする(株)エイデンが共同で(株)エディオンを設立 |
2005年~2007年 | 近畿地方を地盤とする(株)ミドリ電化や関東地方を地盤とする石丸電気(株)、北陸・北海道地方を地盤とする(株)サンキューを子会社化 |
2007年~現在 | グループ間での合併や社名変更を経て、現在のエディオングループが形成 |
事業内容
エディオン(関東~沖縄)と、100万ボルト(北海道・北陸)のストアブランドを展開し、2021年3月現在の店舗数は1,187店舗(直営店:437店舗、FC店:750店舗)です。
経営理念に「効用の提供と完全販売によるお客様第一主義の実現」を掲げ「お客様の豊かな暮らしを永続的に支える企業」を目指しています。
家電販売事業を中心に、様々な事業を展開しており、各事業の内容は以下の通りです。
家電販売 | 専門店の他、小型フランチャイズ店舗を展開し、地域全体にきめ細かなサービスを提供。 ネットショップでは、家電だけでなく、日用品や文具、釣り具など幅広く取り扱い。 |
リフォーム・住宅関連事業 | リフォームや太陽光発電システム、オール電化などの商品に加え、不動産仲介売買事業も展開。 中でもリフォーム事業は家電に次ぐ第2の柱として取組みを強化中。 |
通信事業 | 光回線やWiMAXなどのネット環境を提供。 |
ロボットプログラミング教育事業 | 小中学生を対象としたプログラミングレッスンを通じて、世界で活躍できる人材を育成。 |
モバイル事業 | 携帯会社から業務委託を受け、専門ショップを経営。 |
法人向け事業 | パソコン・プリンターやプロジェクター・テレビ会議システム、オフィス照明、業務用エアコンなど家電販売に加えて、法人携帯サービスを展開 |
ロボットプログラミング事業では、エディオンカップを開催し、日頃の成果を披露する場も用意しているそうですよ!
面白いね!
家電の販売だけでなく、色々な事業や活動に取り組んでいるんだね!
そうですね!
では続いて、(株)エディオンの経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
営業利益率
21年 3月期 | 22年 3月期 | 上新電機 (22年3月期) | ヤマダ電機 (22年3月期) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 7,681億円 | 7,138億円 | ||
営業利益 | 268億円 | 188億円 | ||
営業利益率 | 3.5% | 2.6% | 2.2% | 4.1% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益って、売上高から商品の原価と給料や広告宣伝費などのコストを引いた本業の利益だよね!
その通りです!
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出している会社ということが分かります!
逆に営業利益率の低い会社は、売上高が多くても、売上原価や経費がかかり過ぎて利益を出せないんだね…
営業利益率は次の式で求められます。
営業利益÷売上高×100(%)
同業3社を営業利益率の高い順に並べると、ヤマダHD(4.1%)エディオン(2.6%)上新電機(2.2%)の順となりました。
ヤマダHDが少し差をつけてリードしていますが、3社にそれほど大きな差はありませんでした。
ちなみに、3社とも前期に比べ営業利益率が低下しています。
巣ごもり需要や特別定額給付金による需要増の反動と、昨春の緊急事態宣言に伴う店舗休業による売上減少が影響しました。
自己資本利益率
21年 3月期 | 22年 3月期 | 上新電機 (22年3月期) | ヤマダ電機 (22年3月期) | |
---|---|---|---|---|
親会社に帰属する当期純利益 | 166億円 | 131億円 | ||
純資産 | 1,938億円 | 1,995億円 | ||
自己資本利益率 | 8.9% | 6.7% | 6.6% | 7.9% |
自己資本のほとんどは株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
当期純利益÷自己資本(=純資産)×100(%)
自己資本と純資産って同じ意味なの?
厳密に言えば自己資本と純資産は違うものです。
しかし、純資産の大部分は株主資本であり、財務分析においては純資産を用いても問題ありません。
自己資本利益率もヤマダHD(7.9%)が一番高くなっており、エディオン(6.7%)、上新電機(6.6%)の順となっています。
また営業利益率と同じく、自己資本利益率も3社とも前期より下回っています。
【財政状態】安全性の分析
ネットキャッシュ
前会計年度 (21年3月期) | 当会計年度 (22年3月期) |
---|---|
▲137億円 | ▲257億円 |
ネットキャッシュって何ですか?
企業が保有する現金と比較的早期に現金化できる有価証券から、返済の必要がある有利子負債を差し引いた額で以下の式で求めます。
手元資金(現金及び預金・有価証券)-有利子負債(借入金・社債など)
この額がプラスであれば、実質的に無借金経営で、キャッシュリッチ企業と呼ばれます。
借金より持っている現金の方が多い会社ってことだね!
ただし、現金を持っているだけでは利益にはつながりませんので、成長の為の投資に対する会社の姿勢も合わせて確認して下さいね!
法人税等の納付等により現金及び預金が132億円減少したことにより、当会計年度に(株)エディオンのネットキャッシュは、▲257億円となりました。
自己資本比率
21年 3月期 | 22年 3月期 | 上新電機 (22年3月期) | ヤマダ電機 (22年3月期) | |
---|---|---|---|---|
総資産 | 3,864億円 | 3,780億円 | ||
純資産 | 1,938億円 | 1,995億円 | ||
自己資本比率 | 50.2% | 52.8% | 45.4% | 51.6% |
自己資本比率とは会社の総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
純資産÷負債純資産合計×100(%)
会社の借金が多すぎないかチェックできるんだね!
(株)エディオンの2022年3月期の自己資本比率は52.8%でした。
同業他社も同じく50%前後と、自己資本比率は3社とも安全性の高さを表しています。
2023年3月期の会社予想
売上高 | 営業利益 | 親会社に帰属する当期純利益 |
---|---|---|
7,360億円(3.1%) | 225億円(19.7%) | 140億円(6.8%) |
今後も、新型コロナウイルス感染症の拡大に加えて、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻による経済への影響に左右されそうです。
しかし、上記の事態が落ち着きを見せれば、売上は回復する見込みです。
来期は、7店舗程度の新規出店に加えて、顧客のニーズに合わせたサービスの向上、リフォーム事業の拡大、eコマースでの品揃えの改善等により、2023年3月期の(株)エディオンの会社予想は、増収増益を予想しています。
まとめ
- 株主優待はエディオングループで使えるギフトカード
- エディオン(関東~沖縄)と、100万ボルト(北海道・北陸)のストアブランドを展開し、2021年3月現在の店舗数は1,187店舗(直営店:437店舗、FC店:750店舗)
- (株)エディオンの営業利益率は2.6%、自己資本利益率は6.7%、自己資本比率は52.8%
- 2023年3月期の(株)エディオンの会社予想は、増収増益を予想。
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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