皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、DCMホールディングスです!
何をやってる会社なの?
ホームセンターを運営している会社です!
みるきーはホームセンターはよく利用しますか?
よく行くよ!
土日は特に賑わっていて駐車場もいっぱいなんだ!
最近はDIYやガーデニング、キャンプなどのレジャーが人気ですからね!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- DCMホールディングスの株主優待の内容
- DCMホールディングスの事業内容と業績
- 会社の経営成績や安全性はどこを見ればいいの?
まずは、気になる株主優待からご紹介します!出発進行!
株主還元
株主優待
2月末日時点で100株以上保有の株主に対して、DCMグループで使える買い物優待券を進呈。
所有株式数 | 金額 | 継続保有3年以上 |
---|---|---|
100株以上 | 500円 | 2,000円 |
500株以上 | 1,000円 | 3,000円 |
1,000株以上 | 2,000円 | 5,000円 |
では続いて、配当金の推移を見ていきましょう!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2022年2月期 | 33円 | 26.1% |
2021年2月期 | 32円 | 25.1% |
2020年2月期 | 28円 | 27.1% |
配当性向って何?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
じゃあ、配当性向が高い会社は株主還元に積極的ってことだね!
株主への利益還元は配当だけではないんです。
新たにお店を建てたり、機械を調達する事も利益の大切な使い方です。
その結果、会社が成長して更に稼いでくれたら株主としては嬉しいですよね!
そっか!
「配当」と「成長に向けた投資」のバランスが大事なんだね!
会社紹介
事業内容
DCMホールディングスは持株会社で、ホームセンターを運営する「DCM株式会社」、ECサイトの運営や法人販売を行う「エクスプライス」などのグループ会社の指揮・管理を担っています。
主なグループ会社の事業内容は以下の通りです。
会社名 | 事業内容 |
---|---|
DCM | ・ホームセンターを運営 ・子会社「ホダカ」は工具・金物・作業用品の専門店を運営 ホームセンターに次ぐ事業として育成中 |
エクスプライス | ・家電を中心とした日本最大級の専門店EC事業会社 ・楽天市場など外部のモールにも出店 |
マイボフェローズ | ・購入金額に応じてステージが変動する会員サービス「マイボ」の企画運営 ・会員数は2020年8月現在で520万人 |
DCMライフサポート | 保険代理店業務、宅地建物取引 |
ケーヨー(持分法適用会社) | ・ホームセンター「ケーヨーデイツー」を運営 ・2017年1月にDCMホールディングスと資本業務提携 |
MEMO
DCM株式会社は2021年、ホーマックやカーマ、ダイキなど各地域のホームセンター事業会社5社を統合し誕生しました。
ロゴと店名も「DCM」に統一され、地域に根差したホームセンターを展開するとともに、DXを加速させる為にグループ会社を設立するなど店舗業務改革とWEB・EC改革にも注力しています。
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
2022年2月期 | 4,448億円 | 306億円 | 303億円 | 188億円 |
2021年2月期 | 4,712億円 | 303億円 | 296億円 | 186億円 |
2020年2月期 | 4,374億円 | 208億円 | 201億円 | 138億円 |
MEMO
売上高は、ハンドソープやアルコール除菌商品など、前期好調だったコロナウイルス対策商品需要の反動で減収となりました。
しかし、ガーデニング用品やDIY用品、キャンプ用品は好調に推移しており、人件費など販管費の削減により、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益を更新しました。
営業利益率
2020年2月期 | 2021年2月期 | 2022年2月期 | 小売業中央値 (2021年)※ |
---|---|---|---|
4.8% | 6.5% | 7.0% | 1.9% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
2020年2月期 | 2021年2月期 | 2022年2月期 | 小売業中央値 (2021年)※ |
---|---|---|---|
7.1% | 8.6% | 7.9% | 5.4% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
自己資本と純資産って同じ意味なの?
厳密に言えば自己資本と純資産は違うものです。
しかし、純資産の大半は自己資本であり、財務分析においては純資産を用いても問題ありません。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
総資産 | 純資産 | |
---|---|---|
2022年2月期 | 4,492億円 | 2,407億円 |
2021年2月期 | 4,908億円 | 2,342億円 |
2020年2月期 | 4,347億円 | 2,002億円 |
MEMO
当期は仕入債務や借入金の返済、法人税等の支払いなどの支出により、総資産は減少し4,492億円となりました。
また、仕入債務や借入金の返済により負債が減少し、純資産は2,407億円と増加するとともに、自己資本比率も53.6%と上昇しました。
流動比率
2020年2月期 | 2021年2月期 | 2022年2月期 | 小売業中央値 (2021年)※ |
---|---|---|---|
135% | 176.7% | 179.4% | 134.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
2020年2月期 | 2021年2月期 | 2022年2月期 | 小売業中央値 (2021年)※ |
---|---|---|---|
46.1% | 47.7% | 53.6% | 42.9% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
2023年2月期の見通し
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
4,951億円 (11.3%) | 310億円 (1.1%) | 307億円 (1.3%) | 190億円 (1.0%) |
MEMO
今後も、新型コロナウイルスや、ロシア・ウクライナ情勢、物価高の影響に加え。人口減少や少子高齢化など厳しい経営環境が予想されます。
このような状況のなか、DCMホールディングスは、
・組織の再編やDX推進による経費削減
・小型、専門性のある店舗の新規出店(ホダカなど)
・EC戦略(エクスプライス)
・プライベートブランド商品の開発
などの戦略により、更なる成長を目指しています。
まとめ
- 株主優待はDCMグループで使える買い物優待券
- 事業内容は、ホームセンターを運営する「DCM株式会社」、ECサイトの運営などを行う「エクスプライス」などのグループ会社の指揮・管理
- 売上高は、前期好調だったコロナウイルス対策商品需要の反動で減収
- 営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益を更新
- 2023年2月期の見通しは増収増益を予想
私たちの生活を支えるDCMホールディングス!
これからも便利で楽しくて魅力あるホームセンターづくりを期待しています!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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