皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは「パーソル」です!
パーソルって転職を支援している会社だよね!
「はたらいて笑おうパーソル」ってCMや広告をよく見るよ!
その通りです!
最近では転職支援サービスのCMをよく目にしますね!
転職市場はこれからもっと活発になっていくのかな?
気になりますよね!
本日は「パーソル」について事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- パーソルの事業内容
- パーソルの株主還元と業績
- パーソルの収益性と安全性
事業内容
パーソルは人材派遣サービスを行う会社で1973年に創業しました。
経営理念に「雇用の創造 人々の成長 社会貢献」を掲げ、事業を通して企業と働きたい人を結びつける役割を担っています。
同社の強みは、アルバイト求人は「シェアフル」や転職なら「doda」、派遣社員なら「パーソルテンプスタッフ」といった多様な働き方をサポートできる点です。
また、今後の労働市場は、人口減少による労働力不足とAI・ロボットの活用による仕事の減少など「複雑化・多様化」が予想されており、企業と求職者を結びつける人材ビジネスには多くの需要が寄せられる見込みです。
このような経営環境を受けて、パーソルでもM&A戦略やアジア圏進出に積極的に投資しており、今後の更なる成長を目指しています。
半世紀にわたって、人々の「はたらく」を支えてきた会社なんだね!
求人を出す企業にとっても、働きたい人にとっても頼りになる会社ですね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待制度は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2024年3月期 | 8.6円(予想) | 50.2% |
2023年3月期 | 61円 | 68.1% |
2022年3月期 | 42円 | 30.3% |
あれ?2024年3月期は減配予想なの?
パーソルでは2023年9月に1株につき10株の割合で株式分割を行った為、実際には増配予想となります!
そうだったんだね!
じゃあ、これまでよりも10分の1の値段でパーソルの株が買えるようになったんだね!
個人投資家にとっては嬉しいことですね!
では続いて、最近の経営成績と財政状態について確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | 24年3月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 1兆608億円 | 1兆2,239億円 | 1兆3,400億円 |
営業利益 | 481億円 | 530億円 | 545億円 |
経常利益 | 494億円 | 536億円 | 755億円 |
当期純利益 | 319億円 | 205億円 | 390億円 |
~各期の概況~
【2023年3月期】
当期の経営環境は、コロナによる行動制限が徐々に緩和され、人材需要も順調に回復しました。また、アジア地域においても一部を除き、経済の回復が続きました。
このような経営環境を受け、全セグメントで増収を記録し、特に「doda」ブランドを展開する「Career事業」は大幅な増収となりました。
なお、利益面については営業利益および経常利益は増益となりましたが、最終利益については子会社の減損損失等により減益となりました。
【2024年3月期(予想)】
人材市場はコロナの感染収束と経済活動の再開により、企業の旺盛な採用意欲が見込まれ、増収増益を予想しています。
なお、2024年3月期の折り返し地点にあたる第2四半期決算では売上、各利益ともに通期予想に対する進捗率が約50%と概ね順調に推移しています。
営業利益率
22年3月期 | 23年3月期 | サービス業中央値 |
---|---|---|
4.5% | 4.3% | 6.8% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
22年3月期 | 23年3月期 | サービス業中央値 |
---|---|---|
18.9% | 11.2% | 10.6% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
22年3月期 | 23年3月期 | |
---|---|---|
総資産 | 4,251億円 | 4,421億円 |
自己資本 | 1,830億円 | 1,855億円 |
流動比率
22年3月期 | 23年3月期 | サービス業中央値 |
---|---|---|
170.8% | 155.7% | 205.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
22年3月期 | 23年3月期 | サービス業中央値 |
---|---|---|
43.1% | 42.0% | 50.6% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
流動比率、自己資本比率ともに同業種の中央値より低いですが、有利子負債以上の現金を保有しており、資金繰りは安定しています!
実質無借金経営なんだね!
では最後に、中期的な今後の見通しを確認しておきましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
パーソルでは現在、2025年度を目標とする中期経営計画を実施しており、最終年度である2026年3月期には調整後EBITDAで1,000億円を目指しています。
調整後EBITDAってどういう意味なの?
簡単に言うと本業で稼いだキャッシュのことです。
日本の会計基準では本業の利益といえば営業利益を指しますが、これに減価償却費を足したものがEBITDAとなります。
減価償却って確か、建物や設備について使用や時間の経過に伴う価値の減少分を費用として計上することだよね?
その通りですね。
減価償却費は業績の好不調に関わらず、使用期間にわたって一定額が計上されますよね?
確かに…他にも税率や借入金利は国によって違うけど、会社はどうすることもできないよね。
そうなんです。
そこで、EBITDAを導入することで本業でいくら稼いだか?また他国の企業と比べてどうなのか?がより詳しくわかるようになるんです!
なるほどね!
EBITDAは世界にも通じる指標なんだね!
まとめ
- パーソルは人材派遣サービスを行う会社で1973年に創業。
- 現在、株主優待制度は実施していないが、配当利回りは3%を超える。
- 2023年3月期は人材需要が回復し、「doda」ブランドを展開する「Career事業」を中心に増収を記録。最終利益については、子会社の減損損失等の影響で減益。
- 2024年3月期も企業の旺盛な採用意欲が見込まれ、増収増益を予想。
- 有利子負債以上の現金を保有しており、財務は安定。
- 中期経営計画では、2026年3月期に調整後EBITDAで1,000億円を目指す。
- 調整後EBITDAとは企業が本業で稼いだキャッシュのことで、営業利益+減価償却費で求められる。
以上、本日はパーソルをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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