皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは「岡部」です!
岡部?
何をしている会社なんだろう?
岡部は建設現場で使用する資材や機材を提供している会社です!
じゃあ、僕たちが普段利用している学校や病院、商業施設にも岡部の製品が使われているかもしれないね!
その通りですね!
本日は「岡部」について事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- 岡部の事業内容
- 岡部の株主還元と業績
- 岡部の収益性と安全性
事業内容
岡部は建設現場向けに仮設・型枠、土木製品、構造機材を提供する金属加工メーカーで1944年に設立されました。
主力の建設資機材のほか、耐震・免震製品の提供や、米国・欧州では建材製品に加えて、バッテリーなどの自動車部品の製造・販売を行っています。
企業理念に「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」を掲げ、豊かな社会づくりと自然災害による被害防止を通じて、人々の便利で安全な暮らしを支えています。
建物の耐震・免震補強にも岡部の製品が使われているんだね!
建設現場の作業員さんや建物の利用者を地震から守ってくれているんですね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
200株以上を継続して1年以上保有している株主に対して、クオカードを進呈。
権利確定月は12月末日。
保有株数 | 優待内容 |
---|---|
200株以上 | 1,000円相当 |
1,000株以上 | 2,000円相当 |
5,000株以上 | 4,000円相当 |
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年12月期 | 25円(予想) | 30.1% |
2022年12月期 | 24円 | 29.5% |
2021年12月期 | 20円 | 36.9% |
では続いて、最近の経営成績と財政状態について確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | 23年12月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 648億円 | 768億円 | 793億円 |
営業利益 | 43億円 | 52億円 | 41億円 |
経常利益 | 47億円 | 54億円 | 42億円 |
当期純利益 | 26億円 | 38億円 | 9億円 |
~各期の概況~
【2022年12月期】
当期の建設業界は、民間設備投資に回復の兆しが見られ、公共投資も底堅く推移した一方で、銅材価格の高騰が続きました。
このような経営環境の中、主力の建設関連製品事業は、各製品の需要とも概ね堅調に推移し、また銅材価格上昇分の価格転嫁も貢献し増収となりました。
また、海外市場もコロナ禍からの住宅市場の回復を受け、堅調に推移するとともに、前期に買収した建材製品の製造事業の売上も貢献し増収となりました。
以上の結果、グループ全体としても増収増益となりました。
【2023年12月期(予想)】
引き続き国内の民間設備投資は回復傾向が続き、公共投資も底堅く推移すると見られています。
しかしながら、米国において販売価格下落に伴う売上の減少や、人件費や輸送費の高騰、バッテリー端子事業の収益性低下による特別損失の計上が利益を圧迫し、増収減益となる見込みです。
営業利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 金属製品中央値 |
---|---|---|
6.7% | 6.9% | 4.8% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 金属製品中央値 |
---|---|---|
4.4% | 6.0% | 4.8% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
【財政状態】安全性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | |
---|---|---|
総資産 | 920億円 | 1,038億円 |
自己資本 | 603億円 | 670億円 |
流動比率
21年12月期 | 22年12月期 | 金属製品中央値 |
---|---|---|
270.9% | 240.5% | 229.4% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年12月期 | 22年12月期 | 金属製品中央値 |
---|---|---|
65.6% | 64.6% | 59.3% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
流動比率は200%、自己資本比率も60%を超えているし、財務は安定しているね!
では最後に、中期的な今後の見通しを確認しておきましょう!
【中期経営計画】今後の見通し
2024年12月期までを期間とする中期経営計画では、SDGs経営、脱炭素、DX活用を中心に投資を行い、以下のような数値目標を掲げています。
2022年12月期【実績】 | 2024年12月期【目標】 | |
---|---|---|
売上高 | 768億円 | 765億円 |
経常利益 | 54億円 | 58億円 |
ROE | 6.0% | 6.0% |
まとめ
- 岡部は建設現場で使用する資材や機材を提供している会社で1944年に設立。
- 株主優待は、200株以上を継続して1年以上保有している株主に対して、クオカードを進呈。権利確定月は12月末日。
- 2023年3月期は、民間設備投資に回復の兆しが見られ、公共投資も底堅く推移。また銅材価格上昇分の価格転嫁も貢献し増収増益。
- 2024年3月期は、米国においてバッテリー端子事業の収益性低下による特別損失の計上が利益を圧迫し、増収減益となる見込み
- 流動比率は240%、自己資本比率は60%で財務は安定。
- 中期経営計画では、SDGs経営、脱炭素、DX活用を中心に投資を行い、経常利益58億円を目指す。
以上、本日は岡部をご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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