皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、ヒューリックです!
ヒューリック…何をしている会社なんだろう?
ヒューリックは都心を中心に不動産賃貸業を営む会社で、連続増配&連続増益で個人投資家からも人気のある銘柄なんです!
そうなんだ!
もしかして高配当に加えて魅力的な株主優待もあったりして…笑
さすがよく深いですね…笑
本日はこのヒューリックについて事業内容や株主還元、業績について詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- ヒューリックの事業内容
- ヒューリックの株主還元と業績
- ヒューリックの収益性と安全性
事業内容
ヒューリックは「不動産賃貸事業」を展開する会社で1957年に設立されました。
コーポレートスローガンに「駅と未来に近いビル」を掲げ、都心を中心に駅近で好立地のオフィス・商業ビルを数多く保有しており、空室率が低く安定した収益を確保できるビジネスモデルがヒューリックの強みです。
「都心」「駅近」「好立地」にこだわり不動産を保有する一方で、マンション開発や海外不動産、地方への投資や開発は行わない方針で、経営資源の「選択と集中」で安定した成長を続けています。
近年では、高齢者施設やホテル・旅館の開発、子ども教育領域への進出、フレキシブルオフィスの展開など、新規事業の開拓にも積極的に取り組んでいます。
ヒューリックはみずほ銀行の前身である富士銀行の店舗管理業務を目的として、1957年に設立されました!
半世紀以上の歴史がある会社なんだね!
東京で駅近の不動産に投資することで、リスクを抑えながら着実に成長してきたんだね!
では続いて、気になる株主優待と配当金の推移について見ていきましょう!
株主還元
株主優待
300株以上保有の株主に対して、3,000円相当のグルメカタログギフトから好きな商品1点を進呈。権利確定月は12月末日。
上記に加えて、3年以上の継続保有で好きな商品が更にもう1点もらえるんです!
え!じゃあ合計で6,000円相当の優待がもらえちゃうんだね!
カタログギフトって選ぶことはもちろん、届くのを待つのも楽しいよね!
カタログギフトをもらうとワクワクしますよね!
続いて、配当金の推移です!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年12月期 | 46円(予想) | 40.4% |
2022年12月期 | 42円 | 40.3% |
2021年12月期 | 39円 | 38.5% |
2008年の上場から15期連続で増配を続けており、当期も増配を予想しています!
15年も!すごいね!
そんなにも長く増配を続けられるってことは業績が安定している証拠だね!
そうですね!
では続いて経営成績と財政状態を確認しましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | 23年12月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 4,470億円 | 5,234億円 | -億円 |
営業利益 | 1,145億円 | 1,261億円 | 1,400億円 |
経常利益 | 1,095億円 | 1,232億円 | 1,320億円 |
当期純利益 | 695億円 | 791億円 | 865億円 |
~各期の概況~
【2022年12月期】
不動産業界は、一部の商業施設や宿泊施設、オフィスにおいて低迷したものの、不動産投資マーケットは低金利を背景に安定的に推移しました。
主力である不動産事業は、物件の竣工、取得によりオフィス等の賃貸収入が安定的に推移し、また販売用不動産の売上も増加するなど順調に進捗しました。
グループ全体としても、売上高は前期比17%増、各利益についても同10%を超える増益を記録しました。
【2023年12月期(予想)】
金利変動には注意を払う必要があるものの2023年も収益不動産の投資市場は引き続き堅調に推移するものと想定しており、増益を予想しています。
なお、売上高については販売用不動産の売買の成果によって大きく影響を受ける為、予想は公開されていません。
営業利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 不動産業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
25.6% | 24.1% | 9.3% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年12月期 | 22年12月期 | 不動産業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
12.3% | 11.9% | 10.5% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
では続いて、財政状態について確認しましょう!
【財政状態】安全性の分析
21年12月期 | 22年12月期 | |
---|---|---|
総資産 | 2兆2,073億円 | 2兆3,203億円 |
自己資本 | 6,377億円 | 6,867億円 |
流動比率
21年12月期 | 22年12月期 | 不動産業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
307.2% | 102.0% | 244.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年12月期 | 22年12月期 | 不動産業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
28.8% | 29.5% | 38.4% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
固定長期適合率
21年12月期 | 22年12月期 | 不動産業中央値【2022年実績】 |
---|---|---|
89.3% | 99.6% | 33.9% |
流動比率は短期の資金繰りが、自己資本比率は長期の安全性がわかる指標だよね?
固定長期適合率は何がわかるの?
例えば不動産を購入して賃貸事業を営む場合、投資したキャッシュは数年にわたって回収されます。
従って建物や機械など長期的に利用される固定資産は、自己資金かできるだけ返済期間の長い借入で購入するのがベストですよね?
確かに…数年にわたって回収されるキャッシュに対して、借入金の返済期間が短いと資金繰りが苦しくなるよね…
固定長期適合率は固定資産の購入資金が自己資本と固定負債でどれくらいカバーされているかを確認するための指標で、100%を下回っていれば安心です。
【固定長期適合率】 固定資産÷(固定負債+純資産)×100(%)
財務指標はいずれも同業種の中央値に比べると低くなっていますが、ヒューリックの強みである安定的な賃貸収入を考えるとそこまでの心配はなさそうです。
今後の更なる財務基盤の強化に期待だね!
では最後にこれからの中長期的な見通しを確認しましょう!
【中長期経営計画】今後の見通し
2029年を最終年度とする中長期経営計画では、経常利益を年100億円ペースで増加させ、最終年度には1,800億円を目標としています。
介護補助や教育、環境など新事業領域の開拓を進める一方で、賃貸事業比率を65%~70%程度に高める予定で「成長性」と「収益性」を高次元でバランスしつつ、更なる成長を目指しています。
2022年【実績】 | 2025年【計画】 | 2029年【目標】 | |
---|---|---|---|
経常利益 | 1,232億円 | 1,500億円 | 1,800億円 |
これからの更なる成長が楽しみですね!
まとめ
- ヒューリックは「不動産賃貸事業」を展開する会社で1957年に設立。「都心」「駅近」「好立地」にこだわり空室率が低く安定した収益を確保。
- 株主優待は300株以上保有で3,000円相当のグルメカタログギフト。長期保有特典あり。権利確定月は12月末日。
- 2008年の上場から15期連続で増配を続けており、当期も増配を予想。
- 不動産投資マーケットは低金利を背景に安定的に推移し、2022年12月期も増益を達成。金利の変動には注意しつつ当期も増益を見込む。
- 財務は同業種の中央値を下回るが、安定的な賃貸収入と収益性の高さを見ると安心感がある。
- 中長期経営計画では、賃貸事業をベースに新事業領域の開拓を進め、経常利益を年100億円ペースで増加させ、2029年には1,800億円を目指す。
以上、本日はヒューリックをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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