皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは「オークワ」です!
あ、オークワ!
みるきーもよく魚や野菜をオークワで買うんだけど新鮮で美味しいよね!
実はオークワと聞いてスーパーだと分からない人も多いかもしれません。
というのも、オークワは近畿・中部を中心に展開しているスーパーだからです。
そうなんだ!
でもみるきーにとっては小さい時からよく買い物していたからやっぱり身近な存在かなー。
パパもです!知らない土地でオークワを知っている人に出会うと嬉しいです(笑)
では、あらためて事業内容からご紹介していきますね!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・オークワの事業内容
・オークワの株主還元と業績
・オークワの収益性と安全性
事業内容
オークワは近畿、東海地方でスーパーマーケットをチェーン展開し、他に子会社6社と関連会社1社により構成されています。
1969年に設立され、和歌山県で1号店をオープンしました。
その後、三重県、大阪府、奈良県へと事業を拡大し、2023年2月現在151店舗を運営しています。
また、主な子会社と関連会社の事業内容は以下の通りです。
会社名 | 事業内容 |
---|---|
オークフーズ | 中華料理「大阪王将」やショッピングセンター内のフードコートを運営。 |
リテールバックオフィスサポート | 施設管理業務などを受託し、顧客企業が本業に専念できるようサポート。 |
オーエンターテイメント | 「WAY書店」「東進衛星予備校」「ジストシネマ」「ジストスポーツクラブ」の経営。 |
マミー | 「マミークリーニング」の経営。 |
サンライズ | 農産物の仕入・加工・配送。 |
みるきーの大好きな「大阪王将」がオークワグループだなんて知らなかった!
パパも大阪でよく目にする「東進衛星予備校」がオークワグループとは知りませんでした。
会社を詳しく調べるとこのような発見もあり楽しいですね!
普段何気なく購入している商品やサービスも知らないところでつながっているんだね!
その通りですね!
では続いて、株主への還元に対する姿勢を見ていきましょう!
株主還元
株主優待
保有株数に応じた金額のオークワ商品券が年1回もらえます。
権利確定月は2月20日です。(末日ではないので注意してください。)
みるきーはオークワ商品券をもらえたら嬉しいけど、近くにオークワのお店が無い人は使えないね…
大丈夫ですよ!
オークワのお店が無い地域に住んでいる株主には、オークワ商品券の代わりにギフト券が進呈されます!
それなら安心だね!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
23年2月期 (予想) | 26円 | 55.6% |
22年2月期 | 26円 | 74.8% |
21年2月期 | 26円 | 30.1% |
配当性向って何だっけ?
会社が稼いだ利益の内、何割を株主への配当金に充てたかを示す指標で、次の式で求められます。
【配当性向】
1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
オークワの1株当たりの年間配当額は26円で変わらないけど、配当性向は年によって差があるね。
最近の業績はどのように推移しているのかな?
では続いて、経営成績を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年2月期 | 22年2月期 | 23年2月期(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 2,792億円 | 2,665億円 | 2,455億円 |
営業利益 | 78億円 | 52億円 | 37億円 |
経常利益 | 80億円 | 54億円 | 39億円 |
当期純利益 | 37億円 | 15億円 | 11億円 |
MEMO
【21年2月期】
巣ごもり需要の高まりにより食料品や日用品の販売が好調で、売上の大半を占めるオークワが増収となりグループ全体としても増収増益となりました。
【22年2月期】
巣ごもり需要の反動でオークワは減収となりましたが、子会社のオークフーズは外食需要の一部回復により増収増益となりました。
しかしながら主力のオークワの減収を補うには至らずグループ全体でも減収減益となりました。
【23年2月期】
引き続きオークワの減収に加えて、水道光熱費や人件費などの増加が利益を圧迫し減収減益になると予想しています。
営業利益率
21年2月期 | 22年2月期 | 小売業中央値※ |
---|---|---|
2.8% | 2.0% | 1.9% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年2月期 | 22年2月期 | 小売業中央値※ |
---|---|---|
5.0% | 2.0% | 5.4% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
2021年2月期の好調は巣ごもり需要が要因なんだね!
では続いて、オークワの財政状態を確認しましょう!
【財政状態】安全性の分析
21年2月期 | 22年2月期 | 23年2月期 第3四半期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 1,378億円 | 1,335億円 | 1,355億円 |
自己資本 | 774億円 | 778億円 | 775億円 |
流動比率
21年2月期 | 22年2月期 | 23年2月期 第3四半期 |
---|---|---|
85.8% | 86.1% | 93.2% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年2月期 | 22年2月期 | 23年2月期 第3四半期 |
---|---|---|
56.2% | 58.3% | 57.2% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
流動比率が100%を切っているけど、資金繰りは大丈夫かな?
MEMO
スーパーなどの小売業は、基本的に売り上げが現金ですぐに入ってきます。
特に食料品などは仕入れてすぐに販売しなければいけないので、仕入れから現金化までの間隔は短くなります。
これに対して、仕入れの支払いは掛け(あと払い)で行われるので流動負債が多くなり、流動比率が低くなる傾向があるのです。
このようにキャッシュが短い期間で回収されるビジネスモデルを考えれば流動比率の低さはさほど影響がないといえるのです。
そうなんだ!
業種によって流動比率の適切な水準は違ってくるんだね!
では最後に今後の見通しを確認しましょう!
今後の見通し
2025年2月期を最終年度とする中期経営計画では以下のような取り組みにより、売上高2,700億円、経常利益65億円を目指しています。
目標売上高 | 目標経常利益 |
---|---|
2,700億円 | 65億円 |
MEMO
【フォーマット】
形式・方。
【ファシリティマネジメント】
企業が保有する施設や施設内の環境をより良いものにする為に(=資産をより有効活用できるように、より働きやすい環境になるように)管理・運営する事。
【キャリアパス制度】
昇進や昇給の為に必要な業務経験やルートをわかりやすく明確に社員に示す事。
まとめ
- オークワは1969年に設立。近畿、東海地方でスーパーマーケットをチェーン展開。
- 株主優待は保有株数に応じた金額のオークワ商品券を年1回進呈。23年2月期は1株あたり26円の配当を実施予定。
- 2022年2月期は巣ごもり需要の反動で減収減益。2023年3月期はオークワの減収に加えて水道光熱費や人件費の増加により減収減益の予想です。
- スーパーなどの小売業は流動比率が低くなる傾向があるが、キャッシュが短い期間で回収されるビジネスモデルを考えればさほど影響がないといえる。
- 2025年2月期を最終年度とする中期経営計画では、売上高2,700億円、経常利益65億円を目指しています。
僕たちの食と暮らしを支えてくれているオークワにはこれからも頑張ってほしいな!
そうですね!
歴史と魅力あるスーパーとして地域に愛されるお店づくりをこれからも期待したいですね!
以上、本日はオークワをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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