皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、「カオナビ」です!
うーん、なんの会社だろう?
会社名でもあるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供している会社です!
タレントってことは、芸能人とか俳優が所属する会社ってこと?
タレントと聞くとそう思いますよね。
でもここでいうタレントとは、従業員が持つ能力やスキルのことなんです!
そうなんだ!
従業員一人一人の情報を管理するシステムを提供する会社なんだね!
この記事を読むとこんな事が分かります!
・カオナビの事業内容と業績
・カオナビの株主還元
・会社の経営成績や安全性はどこを見ればいいの?
まずは、気になる事業内容からご紹介します!
出発進行!
事業内容
カオナビは2008年に設立され、タレントマネジメントシステム「カオナビ」の開発・販売・サポートを行っています。
「はたらくにテクノロジーを実装し、個の力から社会の仕様を変える」を企業理念とし、「カオナビ」の提供を通して、個人のキャリア形成や働き方が多様化される社会の実現を目指しています。
カオナビのビジネスモデルには次のような特徴が挙げられます。
1.企業を顧客とするBtoBビジネス |
2.システムの利用料金はサブスクリプション(月額課金)型で、継続的な収入が見込める(ストック収益) |
3.低価格で多数の顧客に利用されることを前提として、特定の顧客からの収益に依存しない |
2008年に設立されたという事は、比較的若い会社なんだね!
従業員の平均年齢は33歳です!
自分に合った働き方を選択できたり、会社に対する貢献度で評価されたり、各種の制度にも会社としての若さが表れています。
カオナビの制度の一部
ハイブリッド勤務 | 勤務地を自由に選択可能 |
スーパーフレックス | 出退社時刻と勤務時間(1日4時間以上)を自分で設定可能 |
評価制度 | 目標達成度や働き方、会社への貢献度を上司と部下の対話を重視しながら総合評価 |
従業員のライフスタイにル合った働き方が選択できるんだね!
では続いて、株主への還元に対する姿勢を見ていきましょう!
株主還元
株主優待
現在、株主優待は実施していません。
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年3月期 | 0円(予想) | -% |
2022年3月期 | 0円 | -% |
2021年3月期 | 0円 | -% |
MEMO
カオナビでは現在、財務体質の強化と事業拡大の為の投資を優先しており、株主優待や配当金といった形での利益還元は行っていません。
しかし、将来的には株主への利益還元についても検討していく計画です。
今は事業拡大への投資と、調達した資金の返済にお金を充てているんだね!
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 34億円 | 44億円 | 57億円 |
営業利益 | 0億円 | 1億円 | 1億円 |
経常利益 | 0億円 | 1億円 | -億円 |
当期純利益 | ▲1億円 | 2億円 | -億円 |
営業利益率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (第2四半期) |
---|---|---|
-% | 3.9% | 5.1% |
営業利益率とは、売上高のうち、何割が営業利益として残るかを表した指標です。
営業利益率の高い会社は本業で効率よく利益を出せている会社です!
【営業利益率】
営業利益÷売上高×100(%)
自己資本利益率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (第2四半期) |
---|---|---|
-% | 19.4% | 7.1% |
自己資本は株主からの出資金とそれを使って得た利益の積立です。
自己資本利益率は、株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を出せたかを評価する指標です。
【自己資本利益率】
当期純利益÷自己資本(純資産)×100(%)
MEMO
2021年3月期までは赤字が続いていましが、2022年3月期は黒字化を達成しました。
少子高齢化に伴う働き手の減少により、生産性の向上や多様な働き方への対応、離職防止などを課題とする企業は増えており、人材管理システムの更なる市場拡大が見込まれます。
【財政状態】安全性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (第2四半期) | |
---|---|---|---|
総資産 | 30億円 | 39億円 | 41億円 |
自己資本 | 9億円 | 12億円 | 13億円 |
流動比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (第2四半期) |
---|---|---|
141.6% | 129.8% | 128.0% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (第2四半期) |
---|---|---|
31.9% | 30.3% | 31.5% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
流動比率、自己資本比率ともに若干低く感じますが、有利子負債に対して十分な現金を保有しており、また安定したストック収益を積み上げていくビジネスモデル考えると、数字が示すほど支払い能力に不安はありません。
今後も、ストック収益を順調に積み上げていければ、財務体質は更に安定しそうです。
では最後に、最新の中間決算の内容を確認します!
2023年3月期の中間決算
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
28億円 (49%) | 1億円 (120.8%) | 1億円 (-%) | 1億円 (-%) |
MEMO
「カオナビ」の利用企業数は順調に増加し、低い解約率も引き続き維持されています。
売上高の進捗率は堅調に推移し、営業利益については予想を上回って推移しています。
まとめ
- カオナビは2008年に設立。タレントマネジメントシステム「カオナビ」の開発・販売・サポートを行う。
- BtoBビジネスを展開し、多数の顧客から安定した収益を獲得。
- 2022年3月期は黒字化を達成。売上高は右肩上がりに成長を続けており、働き手の不足により人材管理システムの更なる市場拡大を見込む。
- 有利子負債に対して十分な現金を保有、安定したストック収益を積み上げていくビジネスモデルも安心材料。
- 2023年3月期の中間決算は、堅調に推移。利用企業数は順調に増加し、低い解約率も維持。
以上、本日はカオナビをご紹介しました!
カオナビが提供するサービスが、会社の課題解決や、個人のより良い働き方につながるといいね!
そうですね!
カオナビの事業がより良い社会の実現につながることに期待しましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
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