皆さんこんばんは!
本日ご紹介するのは、はるやまHDです!
はるやまといえばスーツだよね!
そうですね!
また、冠婚葬祭で着用する礼服も扱っており社会人にとっては欠かせない存在です!
スーツや礼服を着ると気持ちも引き締まって、新しい自分に出会えた気になるよね!
本日はこのはるやまHDについて事業内容や株主還元、業績を詳しくご紹介します!
この記事を読むとこんな事が分かります!
- はるやまHDの事業内容
- はるやまHDの株主還元と業績
- はるやまHDの収益性と安全性
事業内容
はるやまHDはスーツ専門店をチェーン展開し、スーツとその関連用品を販売しています。
1955年、岡山県で洋服専門店として創業し、1974年に前身の「株式会社関西地区はるやまチェーン」が設立されました。
「はるやま」の店名で西日本を中心に郊外への出店戦略でドミナントを形成し、現在はグループ売上高366億円(2022年3月期)、紳士服専門チェーン業界4位の会社へと成長しました。
順位 | 会社名 | 売上高 |
---|---|---|
1 | 青山商事 | 1,132億円 |
2 | AOKIホールディングス | 886億円 |
3 | コナカ | 585億円 |
4 | はるやまホールディングス | 366億円 |
「お客様第一主義」の経営理念のもと、ショッピングセンターなど商業集積地への出店、若者をターゲットとした「Perfect Suit FActory」などの業態開発、機能性やデザイン性を追求した新製品の開発など、新たな市場の開発にも取り組んでいます。
ドミナントってどういう意味なの?
ドミナントとは「支配的」とか「優位に立つ」といった意味です。
出店エリアを絞って集中的に店舗を展開することにより、経営の効率化と特定のエリアでのシェア拡大を狙う戦略をドミナント戦略といいます。
他店より優位に立っているエリアの事なんだね!
では続いて、株主優待と配当金の推移について確認しましょう!
株主還元
株主優待
100株以上保有の株主に対して、はるやまグループの店舗で利用できる「15%割引券」と「ネクタイまたはワイシャツ・ブラウスの贈呈券」を進呈。
保有株式数 | 15%割引券 | ネクタイまたはワイシャツ ブラウス贈呈券 |
---|---|---|
100株以上 | 2枚 | 1枚 |
500株以上 | 4枚 | 1枚 |
1,000株以上 | 6枚 | 1枚 |
3,000株以上 | 10枚 | 1枚 |
贈呈券は税込6,600円までのネクタイやワイシャツ・ブラウスと交換してもらえます!
それは太っ腹だね!
社会人にとっては嬉しい優待品だね!
配当実績
1株あたり配当額(年間) | 配当性向 | |
---|---|---|
2023年3月期 | 15.5円(予想) | -% |
2022年3月期 | 0円 | -% |
2021年3月期 | 15.5円 | -% |
2022年3月期は配当が無かったんだね…
やっぱりコロナ禍で業績があまり良くなかったのかな?
では続いて、経営成績と財政状態を見ていきましょう!
【経営成績】収益性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 (予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 382億円 | 366億円 | 365億円 |
営業利益 | ▲36億円 | ▲27億円 | 4億円 |
経常利益 | ▲30億円 | ▲23億円 | 6億円 |
当期純利益 | ▲48億円 | ▲78億円 | 2億円 |
MEMO
【2021年3月期】
新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、はるやまでは洗えるスーツやストレッチ性の高いセットアップスーツなど「健康」をキーワードに他社との差別化を図りました。
また、ヒット商品である完全ノーアイロンの「i-Shirt(アイシャツ)」は好評で累計販売枚数600万枚を突破、オンラインショップの機能拡充にも取り組みました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、また閉店や収益性の低下による減損損失の計上もあり赤字へと転落しました。
【2022年3月期】
新型コロナウイルス感染拡大により衣料品小売業界でも新しいライフスタイルやニーズに対応することが求められ、はるやまでも「健康」をキーワードに差別化戦略に取り組みました。
これらの結果、売上高は微減、閉店が新規出店を上回る厳しい状況が続く一方で、経費削減等により営業利益、経常利益は赤字幅が縮小し、下期には黒字を達成するなど回復の兆しが見られました。
なお、最終的な利益である当期純利益については減損損失と繰延税金資産の取り崩しが利益を圧迫し、赤字が拡大しました。
【2023年3月期】
先行きが不透明な経営環境が続く中、売上高は微減となる予想です。一方で不採算店舗の退店による人件費や賃借料の削減、広告宣伝費の見直しなどにより黒字化と復配を予定しています。
完全ノーアイロンってすごいね!
めんどくさいのパパにピッタリなアイテムだね(笑)
そうですね(笑)
ぜひ株主優待でゲットしたいアイテムですね!
気になる業績もようやく回復の兆しが見え始めました!
【財政状態】安全性の分析
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第3四半期 | |
---|---|---|---|
総資産 | 579億円 | 511億円 | 474億円 |
自己資本 | 316億円 | 234億円 | 224億円 |
流動比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第3四半期 |
---|---|---|
204.1% | 197.5% | 207.1% |
返済期限が1年以内の負債に対する、1年以内に現金化できる資産の比率です。
支払期日が迫っている負債を返済できる能力があるか判断できます。
【流動比率】 流動資産÷流動負債×100(%)
自己資本比率
21年3月期 | 22年3月期 | 23年3月期 第3四半期 |
---|---|---|
54.6% | 45.9% | 47.3% |
自己資本比率とは総資産のうち、借金以外の返済の必要のないお金の割合です。
会社の安全性(倒産リスク)を知る指標で以下の式で求めます。
【自己資本比率】
純資産÷負債純資産合計×100(%)
MEMO
コロナ禍で先行きが不透明な中、主に借入による資金調達で現金を確保し流動性を高めました。その結果、短期の支払い能力を示す流動比率は上昇し、長期的な財務の安全性を示す自己資本比率はコロナ禍前の約60%からの45%ほどに低下しました。
短期的な支払い能力に問題はありませんが、赤字が続けば財務状況は更に悪化します。
何とか黒字を確保して、財務状況の悪化を止めたいね!
そうですね!
では最後に最新の業績を確認しましょう!
2023年3月期第3四半期の業績
22年3月期 第3四半期 | 22年3月期 第3四半期 | 22年3月期 通期予想 | |
---|---|---|---|
売上高 | 233億円 | 236億円 | 365億円 |
営業利益 | ▲38億円 | ▲9億円 | 4億円 |
経常利益 | ▲35億円 | ▲6億円 | 6億円 |
当期純利益 | ▲37億円 | ▲10億円 | 2億円 |
- 売上高は前年同期とほぼ同じ水準で、通期予想に対する進捗率は64.8%
- 各利益については、広告宣伝費の削減や不採算店舗の撤退による賃借料や減価償却費の減少により赤字幅が大幅に削減。
- 通期予想に変更はなく、業績の黒字化と復配を予定。
まとめ
- はるやまHDは1955年に創業し、スーツ専門店をチェーン展開。
- ドミナントとは「支配的」「優位に立つ」といった意味で、出店エリアを絞って集中的に店舗を展開する戦略をドミナント戦略という。
- 100株以上保有で「15%割引券」と「ネクタイまたはワイシャツ・ブラウスの贈呈券」を進呈。
- 新型コロナウイルス感染拡大の影響による売上の減少と、閉店や収益性の低下による減損損失の計上などにより直近2期は赤字。2023年3月期は人件費や賃借料の削減、広告宣伝費の見直しなどにより黒字化と復配を予定
- 先行きが不透明な中、主に借入による資金調達で現金を確保し流動比率は上昇、自己資本比率はコロナ禍前の約60%からの約45%ほどに低下。
- 2023年3月期第3四半期までの業績は、売上高は前年同期とほぼ同じ水準。各利益については、赤字幅が大幅に削減。通期予想に変更はなく、業績の黒字化と復配を予定。
以上、本日ははるやまHDをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんありがとうございました!
次回もお楽しみに!
なお、当記事はこの企業の株式の購入を勧めるものではありません。
株式投資についてはご自身の責任と判断で行ってください。
コメント